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解体(2期)と子供の個室 [2010/1/28掲載]
2階の解体


1階の寝室が出来上がったため、2階から下へお引っ越ししていただきました。ガランと空いた2階にバリバリと解体業者が入ります。暑くて寒かった2階の屋根裏があらわになりました。新しい2階はお子様の個室二つとフリールームに様変わりします。小学生のお子様たちにもそろそろ個室がほしくなる時期です。それぞれ4.5畳とし、あまりひろくしませんでした。ですが、勉強して寝るには十便の広さです。子供部屋を快適にし過ぎると部屋から出てこなくなりますのでこのくらいがちょうどよしと考えます。7畳のフリールームでは、古い柱を2本抜き、新しい梁で補強して空間を広く使えるようにしていきます。


1階では、もとの玄関内の解体が行われ、第1期後半で先に出来ていた増築部分の玄関に土台が据えられ柱が建ち、あっという間に出来上がりました。玄関は一回り広くなり、その奥に一枚の仕切りで繋がる食品庫土間も増築されました。サッシが入りカギがかかるようになりました。
子供の個室について考える
お子様の個室についての考え方はご家族のスタイルにより様々です。また、お子様が何歳なのかにもよります。小学校低学年のお子様なら、子供部屋があっても食卓が勉強机というケースが多いでしょう。夕食の支度をしながら母親に勉強を見てもらうからです。見ていないと勉強しないからというご家庭も多いかもしれませんね。こういうコミュニケーションの取り方は理想的ですが、中学に上がるとそうもいかなくなります。まとまった勉強もしなくてはならなくなりますし、部活が始まります。たいていの場合、親と交わす言葉自体激減します。そこで、お子様の部屋について考えてみます。多くの場合、子供部屋は勉強をさせるために与えます。集中できて落ち着く空間は意外と狭い方がいいらしいのです。大人でも広いところにポツンと居るとなんだか落ち着かないものです。その例として茶室などは天井も低く空間もほどよく狭かったのを思い出します。なんでも人間一人の大きさに適した落ち着く空間比率は4畳半くらいの広さだそうです。しかし、子供部屋はどんどん物が増えますので他に余裕を持った収納スペースの確保は必須です。楽しく片づけ整理する習慣を身につけさせることも大事だからです。そんな大きな部屋はいらないのです。集中して勉強できて、寝起きできればよし。くつろぎの時間はリビングやダイニングで家族の顔を見ながらコミュニケーションをとって過ごすかたちが理想的です。いりまさでは、子供部屋よりも、リビングをいかに充実させるかということに重きをおいています。そして、玄関と子供室を結ぶ動線上にリビングやダイニングを配置することをお勧めしています。いつ帰って、誰が遊びに来ているか分からない子供部屋はどうでしょう?子供部屋は、子供の自立を促す場所。しかし長時間の閉じこもりを許すべきではないのです。快適すぎる子供部屋は、家から出ていくことを拒むお子さんを育ててしまうこともあります。家づくりを機に家族の暮らし方も心機一転します。ぜひ、これまで以上に快適に暮らしていただきたいものです。それには、子供室を与えるタインミングや活用の仕方などのルールを家族みんなで決めるとよいかもしれませんね。家づくりやリフォームを機に崩壊しかけていた家族関係が修復されたという例もあるそうです。いかに、家づくりが家族の暮らし方に直結するかということです。また、先々のこと、つまりお子様が成長して進学や就職で家を出てしまうとなると、この子供部屋の空間価値は6年~10年がいいところ。その後はどうしますか?この空いた空間をどうやって生かすかということになります。夫婦別室趣味の部屋として使用するという考え方ももちろんあります。また、最近の傾向としては、最初から子供の個室としてしっかり仕切るのではなく流動的にオープンにもできる空間とする方法が多いです。お子様がまだ就学前であれば、兄弟つなげて一緒に過ごし、性別の違いや年齢によって来るべき時が来たらやんわり仕切るという工夫・手法です。
いりまさでは、家族の存在を視覚・聴覚などをとおしてやんわり感じる家づくりをお勧めしています。家族の気配は、吹き抜けや、圧迫感のないやんわりとした仕切り、開閉自在な引き戸などからもたらされるもの。なにも家族で濃密なコミュニケーションをとれと進めているわけではありません。こんな時代です。別々のことをしていていいのです。付かず離れずの関係。家という空間を共有している安心感が背後にあって、何気ない日々の暮らしの中で家族を感じながら、お子様がすくすくと成長していかれるといいなと思います。



