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使いやすい階段

  旧階段  リフォーム中階段

階段に割り当てられる面積は住宅の大きさから決められてしまうことが当たり前のようにされていますが、「安全に使いやすい階段」となると、出来る限り踊り場のある緩やかな階段が望ましいのです。部屋や玄関にこだわりがあっても階段はお任せという方が多いのも事実なのですが、任せっぱなしにすると施工しやすい階段が造られてしまうことも。

T様邸のもとの階段は、直線の上3段が90度3ツ割階段になっていました。(写真左)この上で3段回っているタイプは、足を滑らせると一気に落下してしまうためちょっと危険な階段です。小さなお子様もいるお住まいですので、この階段をなんとか安全な階段に変身させたいと考えました。そこで、上で回っていた3段を広い1段にし、段数を13段からプラス2段、計15段の直線で緩やかな階段に(ちなみに日本の標準的な階高を法律で定まった蹴上げ《階段1段の高さのことをいいます》で配分すると自然と13ぐらいの数になります)。そして、下3段においては、視線が抜けるように横壁を取り払います。こうして、昇降するだけだった階段に、安全性と使いやすさが加わります。玄関を入ると目の前にあった階段は、リフォームによって位置こそ変わらないもののリビングの隅に入れ込まれました。お子様が帰ってきて2階の子供部屋へ上がる際にもリビングの奥様にその様子が分かるようになります。



階段の形状を少し・・

【踊り場付き階段】

踊り場で一休みでき、安全に方向転換可能。万が一の転落時にも一気に落下せず、半分の段数で済むので大けがの危険が少ない。

【直線階段】

同じテンポで昇降できる。しかし、転落時には一気に落下する危険もある。

【従来の回り階段】

90度3ツ割階段+90度3ツ割階段は、3段曲がり部分で連続して方向転換をしつつ昇降するので転落の危険がある。ことに内側に回った場合には踏面も少なく危険。

階段の形状と安全性の例


 

一口に階段といっても、もちろんこれ以上に様々な形があります。

廊下と階段は通り道という印象があった従来の考え方に対し、最近は廊下を少なくその分リビングを大きく、なるなら階段もリビングに入れてより解放感のある空間をというようになってきています。通行するという機能だけの空間ではもったいないですね。リビングに階段があったら、下の1段2段3段は、お子様のチョイ掛け椅子になるかもしれないし、ちょっと何かを置く場所になったりするかもしれません(これはたいていたたんだ洗濯物だったりしますが・・・)。使えますよね。


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