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リフォームにおける断熱の大切さ【浜松市工務店】

2024.02.09

意外と身近。家の中でも起こりそうな低体温症

熱中症には気を付けても、「温暖な静岡で低体温症なんて関係ない」と思うでしょう。低体温症なんて雪山じゃないんだからと思ってしまいますよね。

しかしながら、低体温症で命を落とす方は、熱中症よりも多いらしいのです。その中でも7割が室内だということから、NHKで取り上げられたデータがあります。それが全国リビングの平均気温なるマップです。寒い北海道の方が室温が高いのは、寒い地域ほど家の断熱化が進んでいるからだそう。静岡県は16~18度の範囲(水色)に入ります。温暖な地域ほど、室温に無頓着な傾向が見られますね。WHOが推奨する冬の室内温度は18度。静岡県はなんとかセーフと言うところかもしれませんが、これは平均気温なので熱が逃げて行く窓付近ではもっと低くなっていると考えられます。よって、健康を害さない適温は20度が推奨されています。

しかし、この時期(2月の朝一番、室温を20度にしようとすると、我が家のガスストーブの20度設定では30分程かかります。夜中のうちに建物が冷え込んでしまうからです。夕方に部屋を暖めていても室温は19度がいいところだと思います(節約の意も含めて)。

みなさんのお住まいは、何度くらいになっていますか?女性の方、湿度は気にしても室温はあまり気にしない方が多いですよね。なんとなく感覚で過ごしていませんか?

冬の低体温症に注意!【どーも、NHK】| NHK

断熱性の高い家

冬の暖房時は、室内で暖められた空気が外へ逃げて行きます。しかし、建物全体を魔法瓶のように断熱材でくるむことでこの逃げをある程度防ぐことができます。これを「断熱性能を上げる」といいます。一般的に温度が低い北側のトイレや浴室の温度を底上げすることができる(熱が逃げにくい)ため、断熱改修はヒートショック対策にもなります。冬場の脳卒中等の血液疾患は高齢者が多いように、家の中で低体温症になる方の8割は高齢者というデータがあります(余談になりますが、年金生活で光熱費を節約しているという高齢者をテレビで見ると切ないです)。年配の方は暑さ寒さに鈍感になる傾向もあるそうです。また、男性に比べ筋肉が少ない女性も要注意だそうです。対策としては、手首・足首・肩・足を暖めることが有効ということですが、これは部位を暖めることではこと足りず、部屋全体を暖める必要があると言えます。

寒い家は冬暖かい家にすると、夏も涼しくなる!

春や秋には感じなくても、寒い冬、暑い夏には温熱環境の重要さを感じる方も多いことでしょう。「冬暖かい家」と「夏涼しい家」。一見、正反対のような言葉ですが、このふたつは家の断熱・気密性を上げることで同時に改善されます!温熱環境を整えるといいますが、この断熱・気密性をよくすることにより、心地良い暮らしが叶います。暑すぎず寒すぎない家は快適です。

冬は室内の暖かさを外に逃がさない、夏は暑さを室内に入れない家にするには、家を断熱材でくるみ、室内の温かさ(冬)と涼しさ(夏)が逃げないように気密性を高める必要があります。隙間があると、ガンガンにストーブを着けてもあまり暖かくならないし(暖かい空気は低い温度の方へ流れ込み逃げてしまいます)、夏には冷房の設定を下げても効きが悪いと感じたりします(内を冷やしても壁や屋根が外の熱さに負けてしまいます)。どちらも家の断熱性能に問題があります(断熱気密性が確保できていてもエアコンの効きが悪い場合は、明らかにエアコン事態に問題があると考えられます)。

断熱改修は目に見えない空気の改修。ですが、間取りと同じように心地よい暮らしには欠かせないものです。入政建築のリフォーム・リノベーションでは間取りと同じく、温熱環境にもこだわっています。築年数が経過したお住まいでも、断熱改修で冬温かく、夏涼しい家にすることができます。

お手軽、窓の断熱改修補助金制度をご紹介。既存サッシの内側にプラスする二重窓は施工が簡単で人気があります。年度末に近づくと補助金枠がなくなる可能性があります。「先進的窓リノベ2024

広報 すずき

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