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4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
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本日は、窓についてお話します。
日本の家で使う窓は、主に3種類の窓があります。
①アルミと樹脂の複合窓
②木の窓
③樹脂窓
それぞれの特徴をお伝えしながら、入政建築が使っている窓の紹介も加えていきます。
①アルミと樹脂の複合窓
アルミの特徴は、耐久性・耐候性が高いことと、小さな材料で強度が確保できること。
しかし、アルミの熱伝導率は、鉄よりいい。ので、断熱性能が落ちます。
外部は、耐久性・耐候性の高いアルミで構成され、室内は、耐久性は落ちますが断熱性能の高い樹脂を用いることで、断熱性能を担保した窓が、アルミと樹脂の複合窓です。
入政建築では、リクシルさんのサーモスLLow-E複層ガラス(アルゴンガス入り) を標準採用しています。
サーモスLは、アルミの使用量を極力減らした設計をしています。
アルミ枠を小さくし、ガラス面(ガラスに比べて、アルミ枠のほうが熱をとおしやすい)を多くして、強度を担保しながら、断熱性能を上げる窓として進化しています。
ガラス面が多いので、見た目もすっきりしています。
アルミでできているので、大きな窓でもたわみも少なく、止水性も高く施工性も良い。
万能窓ですね。
②木の窓
入政建築では、アイランドプロファイルの窓を使用しています。
木の窓は、断熱・遮音・気密性能も担保され、デザインも優れている窓です。
音楽室などでも使われます。
枠部分は、アルミと樹脂複合窓より太いですが、木の質感と存在感は、唯一無二。
な、な、なんと色も自由に選ぶことがきます!
上の写真は、スカンジナビアレッドで塗装された木の窓です。
自分らしい家づくりには、必須の窓。
メンテナンスは、塗装が基本です。
塗装ができること。が重要。
塗装ができる1階に設置することや、屋根がある部分に配置することなど、設置する位置の配慮は必要です。
デメリットは、高価であること。
1軒(24坪程度)アルミ樹脂複合窓→100万~
1軒(24坪程度)木の窓→300万~
この程度の予算の違いが生まれます。
予算の関係上、
小窓や、居室の窓は、サーモスL。
LDKに、1~2個程度、木の窓を配置することが多いです。
③樹脂窓
樹脂窓は、すべてが樹脂でできた窓をさします。
樹脂は、熱伝導率が低く、断熱性能が高い窓として、世界でも活躍しています。
このグラフは、わかりやすいですね。
日本は、少し遅れていますね。。
樹脂窓が、スタンダードが、世界の流れです。
日本ももう少しで、樹脂窓の世界になっていくのでしょうか。北海道では、
しかし、
現在わたしたちは、樹脂窓を標準としていません。(ご希望あれば、施工可能ですが、あえておススメはしていません。)
理由は、2つ。
1つめは、強度不足による、たわみの懸念。
大きな窓を採用する場合は、枠の強度が求められます。
大きな窓ですと、窓自体の重さに樹脂枠が耐えられず、たわんでしまったりする場合も考えられます。
2つめは、耐候性・耐久性に不安があること。
樹脂なので、アルミや木に比べると紫外線による劣化が早いのが懸念されます。
劣化してきたときの、塗装方法も、現在確率されていないと聞きます。
まとめ
入政建築は、耐久性・耐候性や施工性を考えて、
アルミ樹脂複合サッシ(サーモスL)と木の窓(アイランドプロファイル)を主に採用しています。
四季があり雨が多い日本では、耐候性・耐久性・メンテナンス性は、非常に重要だと考えています。
なにごとも、バランスが大切ですね。