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子ども部屋は、必要?

2024.03.09

暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。

4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。

(*タグで絞り込み→「4代目」を選択すれば、ぼくが記したブログがのぞけます。)

aisuの家では、子ども部屋は、フリースペースとしていますので、

個室化していません。

子ども2人のスペースをとるだけのフリースペースは、確保しています。

(オプションで、部屋化することもできます)

子ども室を個室化しない理由は、

家族構成の変化に耐えれるようにしておくこと。

子どもたちが、家にいる期間は、5歳の子であれば、13年~17年程度。

家を使っている期間は、35年以上。

半分以上が、子どもたちがいない家になります。

子どもたちが出て行ったあとは、物置部屋となるケースが多いです。

個室化していなければ、そのスペースを夫婦で使う空間にできるかもしれません。

来客のためのゲストルームを用意しておけば、子どもたちが帰ってからも泊まる場所があるから安心です。最初は、子どもスペースとして利用していた場所をゲストルームに変更するのもありですね。

そうとはいえ、部屋がないってことは、プライバシーがないってこと?

自分が、子ども部屋があった家で育ったため、子ども部屋がないなんて考えられない。。。

子どもがかわいそう。。。

なんて方も多いんではないでしょうか。

このあたり、建築家の難波和彦さんの考え方に、至極共感するのでご紹介します。

個室がなければ個人としての自立もあり得ないというのが近代的な住宅観ですが、その論理は疑わしいと思います。-

個室の確保と、個人の自立とは、全く別問題です。-

もちろん一室空間で、各個人が勝手な行動をしたのでは生活は混乱するだけでしょう。一室空間の住まいでは、各個人が住まい方のルールを共有することが必要不可欠です。-

話し合いによって住まい方のルールを決めることも、個人の自立の重要な条件です。-

共有されたルールとは、空間を分節する「見えない壁」です。自分の力で「見えない壁」をつくり上げる術を学ぶことが、個人としての自立ではないでしょうか。

住まいをよむ 難波和彦

こちらからラジオも聞けます!

https://www.nhk.jp/p/kokorowoyomu/rs/X78J5NKWM9/episode/re/B9JVWMKVV8/

いかがでしょうか?

僕の家も、子ども部屋がありません。3階のフリースペースが子どもスペースです。

10歳と7歳の男の子たちは、個室がないことに気づいていません。

どこかで、個室がほしい!っていうかもしれません。

そのときには、使用方法のルールを共有し、「見えない壁」を自分たちでつくってもらう訓練をする予定ですw

子どもって、大人より、適応能力が高い生き物です。

子どもがいるスペースだけ考えてあげれば、あとはどうにかなる。

子どもは、勝手に成長しちゃうんだなぁ。少し寂しい。。。

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