基礎のつくりかたは、各社様々あります。
いりまさでは、べた基礎を採用しています。
コスト面のメリットが大きい布基礎でも、強い基礎はできますが
あえて、べた基礎を採用しています。
暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。
4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
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Iさんの家が、浜松市中央区で進んでいます。
「aisuの家」で設計施工しています。
基礎工事が終わり、来週上棟予定です。
Iさん、おめでとうございます。
本日は、基礎の話。
基礎の形状は、一般的な木造住宅ですと、3種類。
①布基礎
②べた基礎
③べた基礎(地中梁タイプ)

ちゃんと計算を行えば、どの基礎を選択しても、建物の強さは変わりません。
コンクリート量や、鉄筋量も少ない布基礎(コストメリットが高い)を採用しているハウスメーカーさんも多いです。
aisuの家の基礎形状は、コストは若干あがりますが、
びおソーラーを採用しているので、べた基礎(地中梁タイプ)を採用しています。
びおソーラーは、床下に暖気を送ります。
暖気は、床下を「まんべんなく」通って、1Fの床上に上がってきます。
「まんべんなく」がキーワード!
内部に、基礎立ち上がりが多いと、空気が「まんべんなく」回りません。
立ち上がりを極力少なくするために、べた基礎にし、地中梁という梁を地中に埋設します。
地中梁のおかげで、立ち上がりが少なくても、基礎剛性を確保することができます。
通常のべた基礎だと地中梁がないため、剛性を高めるためい、内部の立ち上がりは必然的に増えます。
床下の空気をまんべんなく回すため、立ち上がりを極力減らしたい!
びおソーラーの性能をより効果的に発揮させるために、地中梁タイプのべた基礎を採用しているのです。

完成した6M×6Mの基礎です。立ち上がりが一部のみ。非常にシンプル。
この基礎の内部は、


黄色のバンドがついている鉄筋が、地中梁の大切な鉄筋(主筋)です。

家の強さは、もちろんですが、家の空気の流れも考えて基礎をつくります。
できちゃうと、こんなもんかぁW
なんですが、基礎形状もちゃんと理由があるのです。