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梅雨はどこへ?暑い日が続く今、空調と家。

2025.06.25

梅雨は、どこへ行ったのでしょう?というくらい、真夏のような暑さが続いています。


もはやエアコンがないと、体に影響が出そうなレベルです。

暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。

こんにちは。4代目の新野恵一(にいの けいいち)です。
(*「4代目」タグで絞り込むと、他の記事もご覧いただけます。)

気温、昔より上がってる?

うちの息子たちが通う神久呂小学校では、教室にエアコンが設置されています。
ぼくが小学生だったころ、こんなに暑かったかな?と思い、調べてみました。
(*1995年と、2024年の浜松市の6月~8月の平均気温)

1995年(30年前)の月平均気温(平均日気温)

  • 6月:21.3 °C
  • 7月:26.2 °C
  • 8月:28.5 °C
    夏(6~8月)の平均 = (21.3 + 26.2 + 28.5) ÷ 3 ≒ 25.3 °C

2024年(直近)の月平均気温

  • 6月:23.3 °C
  • 7月:29.2 °C
  • 8月:29.1 °C
    最近の夏平均 = (23.3 + 29.2 + 29.1) ÷ 3 ≒ 27.2 °C

と、1.9°上昇しているそうです。(感覚では、もっと上昇している気がする・・・・)

日本サッカー協会も、熱中症対策を、YOUTUBEで流しています。(サッカー好きなので、サッカーネタ)

「自然とともに暮らす」入政建築の家

私たちの家づくりは、仕切りの少ないワンルーム型の設計が基本です。
廊下がなく、空気が家全体をゆるやかに循環し、断熱・気密性も高いため、必要最小限の冷暖房で家全体が快適になります。

これが、私たちの考える「自然とともに暮らす家」のベースです。

建築の工夫で、暑さを「入れない」

空調に頼る前に、建築そのものの工夫で暑さを抑えることができます。

たとえば入政建築では

①断熱性能を確保する。

特に、屋根から熱が浸入してくるので、屋根断熱は入念に行います。

②大きな屋根で直射日光を遮る。

この事例は、2Mほど出ています。ここまで出せば、夏は涼しい。

③外付けブラインドや格子で日差しを遮る。(東・西面)

西側の開口部に、縦格子をつけた例。

aisuルームは、西側に大きな窓がついています。西日が厳しいので、外付けブラインドをつけて、日射遮蔽を試みています。電動制御なので、家の中にいながらブラインドの操作ができます。

③しっかりした通風計画で、熱気が抜ける設計

窓を開ければ、サーっと風が抜けるように窓配置を考えています。

④庭に植栽を施して、木陰をつくる

庭の計画も、建築の工夫の中に入ります。

日射が当たる時間が、1分でも短ければ、それだけ熱の負荷が小さくなります。

これらの「建築的な日射対策」を組み合わせることで、冷房に頼る時間そのものを減らすことができます。

それでも冷房は必要。でも…

現代の夏は、本当に過酷です。
どれだけ建築的な工夫をしても、エアコンなしでは生きていけない時代になっています。

でも、ぼく自身、「寝るだけのスペース」にまでエネルギーをかけるのはもったいないと感じています。

暑ければそのスペースのエアコンを短時間つければいい。普段は使わずに済むなら、それが一番。

我が家の暮らしの中心は1階のリビングダイニング。ここさえ快適であれば、1日のほとんどの時間を快適に過ごせます。

入政建築の家は、全館空調は不要。

全館空調は、部屋を区切った家(リビングと各部屋をつなぐ廊下など、温度差が生まれやすい構造の家)でこそ力を発揮する設備。

でも、ぼくたちの家づくりのような「空気が滞らないワンルーム型」の家では、自然に空気が回るので、室内の温度差が少なく、部分的なエアコンの効率も良いのです。

また、全館空調は、壊れたときのインパクトがすごい。

正常に動いているうちはとても快適なんですが、ひとたび故障すると、家全体の空調が止まってしまうリスクがあります。

しかも、修理は専門業者しか対応できず、費用も時間もかかることも。

実際に、「修理費が高すぎて諦め、普通のエアコンに切り替えた」という例もあるようです。

部分空調であれば、1台ずつ対応できるという安心感があります。


将来的な負担を考えても、全館空調は慎重に検討すべき設備です。

冬の寒さには「びおソーラー」という選択

冬は北側の水まわり(洗面所・トイレ・お風呂など)が冷えがちです。
特に日射が当たらない北側は、冷気がこもりやすい。

そこで、入政建築では「びおソーラー」を活用しています。
南側で取り込んだ太陽熱を、家全体にやさしく循環させることで、北側も含めた全体の暖かさを底上げします。

これにより、家全体を効果的に暖め、部分空調でも十分な快適さが得られます。

ぼくたちの家づくりは、ただ「設備を選ぶ」のではなく、
建築と暮らし方のトータルで快適をつくることを大切にしています。

  • 必要な場所だけを、必要なときだけ冷暖房する
  • 壊れても困らないシンプルな設備構成
  • 太陽や風、木陰を活かした自然な快適さを、建築的工夫でつくる。

それが、入政建築らしい住まいの考え方です。

こちらは、【aisuの家】モデルハウスの見学会です(モデルハウスは7/20(日)までの期間限定)。

ご興味あれば、是非ご来場ください。お待ちしています。

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