先日、ご実家をリノベーションされたお客様へ、お引き渡しの日を迎えました。
建替えを検討された時期もありましたが、最終的に選ばれたのはリノベーション。
マンション暮らしが長かった50代のご夫婦は、「家」と「庭」を丸ごと受け継ぎ、これからは庭に出て四季の緑を感じながら暮らしを楽しまれます。
リノベーションは、元の広さ(床面積)を活かしながら、住まいの佇まいとそこで過ごした時間の記憶を残すことができます。
構造に大きな問題がなければ、間取りもデザインも自由に、まるで新築のような住まいに生まれ変わらせることができます(古材を活かして新築する方法もありますが、こちらは古民家などに向いた選択肢)。
リノベーションでは、現物がある分、新築のようにゼロからの計画よりもイメージがしやすく、「ここは残したい」「ここはもっと使いやすくしたい」という希望を細やかに形にできます。思い出や愛着のある場所はそのままに、現在の暮らしに合わない部分は丁寧に整えて、ライフスタイルに合う住まいへと作り替えます。
また、間取りや外観のチェンジばかりでなく、住宅の性能を見直す大切なタイミングでもあります。
断熱性能や耐震性能など、これからの暮らしに欠かせない見えない安心と快適さについても改善を加えていきます。

新築同様に、時間も労力もかかった施主さんこだわりのリノベーションでした。家には施主さんの人格が出るとも言われています(家が褒められるとうれしいですよね)。
今回、リノベーションの一部を、施工例として掲載させていただきました。ぜひご覧ください。
広報 すずき
