秋山設計道場、2日目は、いつもの通り3時間での設計課題。
朝は、上杉食品さんで、さぬきうどんを食す。
柔らかいけど、こしがある。
おいしいうどんをいただきました。

かまたまうどん(小)400円(税込)やすすぎる・・・。

昭和にタイムスリップしたような店内。
ちなみに、上杉食品さんのうどんは、ネットでも買えます。
(https://udon-uesugi.com/)おいしいので是非!
暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。
4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
(*タグで絞り込み→「4代目」を選択すれば、ブログがのぞけます。)
今回の課題の場所は、西側を瀬戸内海が望む、絶景の場所。
https://maps.app.goo.gl/UpwaFCjgNyQ41P2U6


な、な、なんと。バス停が敷地の前にある!

バス停は、私有地ではないので、コントロールできません。
このバス停の処理をどうするかが、カギですね。

菅組さんの「風景をつくる」に添えるようなプランができるか。
設計条件
- 家族構成:夫婦+子ども二人
- 駐車スペース4台分
- ゲストルームの確保
秋山先生不在の、初の講評会
秋山先生不在の講評会でしたが、
秋山先生から学んだ様々な設計者の率直な意見を聞くことができ、素晴らしい講評会になりました。
ぼくのプラン
瀬戸内海に開く構成です。
バス停の西側にコンクリートの壁を設け、
- バス停側:ベンチとして使える外部空間
- 敷地側:サービス用駐車スペース
という二重の役割を持たせました。
建物は5M×8Mの2階建てをベースに、下屋を連ねる構成。
水廻りを南側にまとめて家事動線を短縮。
サービス用駐車場からは勝手口で出入りできるようにしています。
道路側からは、コンクリート壁と北側の下屋屋根の水平ラインが美しく見えるはず。

講評での、改善点
- 南側を活かすため、水廻りは北側が良いのでは。
- 南北を反転させた案も見たい。
- 「風景をつくる」に寄り添えているか。塀や屋根の水平ラインを再検討すべき。
- アプローチの工夫が足りない。もっと魅力的にできそう。
髙林くんのプラン

今回、髙林くんには、aisuの家(6M×6Mの2階建て)をベースに計画してもらいました。
配置が秀逸!
- 開く方向にしっかり開き
- 閉じる方向にしっかり閉じる
無駄のないプランでした。
ゲストルームの配置も的確で、今回の課題の「正解」と言える案!
講評での、改善点
- 東面がのっぺりしている → 凸凹をつけると良い。
- 斜めに欠いたデッキ → 斜めにする必要はなさそう。
- ソファが東向きでテレビ視聴 → 瀬戸内海を眺めながらくつろぎたい。
- 収納不足。
- 書き込みが少なく、魅力が伝わりにくい。
哲さんのプラン
6M×8Mのベース(1.5階)に下屋を組み合わせた構成。
折半屋根のカーポートを備えています。
水廻りを南にまとめて家事動線を配慮。
大屋根のかかったデッキから、瀬戸内海を望むプランです。

講評での、改善点
- 図面の表現が美しい!
- 敷地北側に余白がある。
- ベッドルームへの動線がLDKを通ってしまう(パブリックとプライベートの混同)。
- 道路側立面がほしい。
哲さんの復習プラン

めちゃくちゃいいですね!!
aisuの家(6M×6M)を北西に配置。
ガレージ2台分も確保。
道路側から見たとき、
片流れ屋根が2枚(ガレージ・ゲストルーム+住居)並び、
その間のエントランス部分は草屋根。
とても良い構成でした!
aisuの家は「家の最小立体」。
その置き方によって配置計画が格段に良くなると実感しました。
学びと気づき
風景をつくるプランニングとは、「居場所を一つずつ考えること」ではなく「建物の位置を決めること」にある。
そして、その建物のベースとして 6M×6Mの aisuの家 がちょうどよいのだと、改めて実感しました。
まずは、この aisuの家 を敷地のどこに置くのか。そこからすべてが始まります。
もし aisuの家 だけでは要望を満たせない場合は、下屋で拡張したり、ベースそのものを大きくしたり(例:7M×7M、6M×8M)して対応する。そうした工夫によって建物はより豊かになり、風景をつくっていけるのです。
大切なのは、建物の位置の基本は、変えないこと。
次回の秋山設計道場も、どんな学びがあるのか楽しみです♡