Oさんの家、1年の定期訪問に伺いました。
Oさんらしい暮らしが実現されていて、工事に携われたことを嬉しく感じます。
暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。
4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
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1年定期訪問に伺いました
今回は、浜松市中央区新橋町で行った「昭和レトロな雰囲気を残す実家リノベーション」の1年定期訪問に伺いました。
定期訪問では、不安に思っていることや日々のご相談をお聞きすることを大切にしています。
今回もいくつかのご質問をいただきましたので、ご紹介します。
今回のご相談内容(一部)
Q. 床からマツヤニが出てきたのですが、どう対処すればよいですか?
→ カラマツの床板は個体差でマツヤニが出る場合があります。エタノールで拭き取るときれいになります。しばらくは繰り返し出る可能性もありますが、性能的には問題ありませんのでご安心ください。
Q. 建具に白いものができています。カビでしょうか?
→ 白カビの可能性が高いです。白カビはアルコールで死滅しやすいため、アルコール消毒で拭き取ってください。今回はエタノールで拭き取りを行いました。しばらく様子を見てください。

Q. 室内に小さな蟻が入ってきます。外部の隙間から入っているようですが…
→ 実際に確認すると、既存窓部分に隙間がありました。こちらは見落としていた部分ですので、コーキング処理を行います。処理後も同じ症状が続く場合はご連絡ください。

このように、お住まいになってからの「暮らしの声」を直接伺えるのは、ぼくたちにとっても、とても貴重な時間です。
暮らしと共に育つ素材
床に使ったカラマツは、ちょうど良い色合いに焼けてきて、味わいを増していました。

キッチンにはマグネットパネルを設置してあり、必要に応じて好きなものを掛け替えられます。

暮らしに合わせて「すぐに変えられる」というのは、思った以上に便利で嬉しいポイント。
また、奥さまの手作りの暖簾(のれん)が家のあちこちを彩っていました。

シンプルな内装だからこそ、どんな布も自然に馴染んでいます。
シンプルな内装のよさ
ジブンの「好き」を、無理なく置けるよさ。置いたものが「よくない」なんてことはありません。
どんなものでも受け止めてくれる、シンプルな内装と空間。
そんな懐の深さが、ジブンらしい暮らしには欠かせないと感じます。
素材が生む心地よさ
壁には、ルナファーザーやプラネットウォールの「クイック&イージー」という漆喰塗料を使用しています。
自然素材ならではの空気感はやはり心地よく、室内に入るとビニルクロスの家との違いを実感します。本当にまったく違うのです。

リノベして良かったと実感
Oさんご家族らしい暮らしを楽しんでいただいているご様子に、
改めて「お手伝いできて良かった」と心から思いました。
これからも「家守り」として、暮らしに寄り添うサポートを続けていけたら嬉しいです。