最近は、家の内部だけど「靴で使える土間部分」の需要が増えてきました。
建物の性能が上がるにつれて、暮らしの中に外の要素を取り入れたい。そんな方が増えてきたように思います。
そこで、考えたいのが 土間の仕上げ。
暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。
4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
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家づくりの中で、意外と迷う「土間の仕上げ」
最近は、土間を家の中に取り込む方も増えてきました。
玄関土間や土間収納、土間リビングなど、土間は暮らしを便利に、そして豊かにしてくれる場所です。
だからこそ、仕上げの選び方で家の印象も、使い勝手も、ぐっと変わります。
入政建築では、土間仕上げを大きく2種類ご用意しています。
- モルタル金鏝(かなごて)仕上げ
- タイル仕上げ
それぞれの特徴を、ご紹介します。
① モルタル金鏝仕上げ
◎メリット
・リーズナブル
仕上げの中では比較的コストを抑えやすく、土間を取り入れたい方には心強い選択肢です。
・シンプルで空間が整う
色味も表情も主張が少ないので、空間全体がすっきりまとまります。
「素材の主役は木にしたい」「家の表情をフラットにしたい」という方に相性がいい仕上げです。
・フラットなので掃除しやすい
表面に凹凸が少ないため、砂やホコリが引っかかりにくく、掃除もしやすいです。
△デメリット
・表層にクラック(ひび割れ)が入ることがある
モルタルは乾燥や収縮の影響で、細かなひびが入ることがあります。
ただしこれは「表層クラック」であり、構造的な問題ではありませんのでご安心ください。
・汚れが付くと吸着しやすい
モルタルは素材として少し吸い込みやすい面もあるため、汚れが付いたまま乾くと残りやすいことがあります。
特に油などが染み込むと、落ちにくい場合もあります。
汚れが気になる方は、タイル仕上げの方が安心かもしれません。

② タイル仕上げ
◎メリット
・クラックが入りづらい
土間のひび割れが気になる方には、タイルの安心感は大きいです。
・汚れにくく、掃除しやすい
タイル表面は汚れが染み込みにくく、日々のお手入れがラクになります。
水拭きで落としやすいのも魅力です。
・表情が選べる(空間の印象が変わる)
タイルは使うものによって空間の印象がガラッと変わります。
土間を「見せ場」にしたい方には、タイルが合うと思います。
△デメリット
・モルタルより少し金額が上がる
材料費・施工の手間がある分、モルタルよりコストは上がります。

どっちがおすすめ?
モルタル金鏝仕上げがおすすめの方
- できるだけコストを抑えたい
- 家の表情をフラットに整えたい
- 傷や汚れも、その家の歴史として受け止められる方
タイル仕上げがおすすめの方
- クラック(ひび割れ)がどうしても気になる
- 玄関まわりを汚れにくくしたい
- 日々の掃除をラクにしたい
- 土間で家の表情をつくりたい
「働く土間」として考えると、モルタルも面白い
日々の暮らしの中で、土間って作業場みたいなところがあります。
外から持ち込んだものを置いたり、子どもが泥だらけで帰ってきたり、自転車やキャンプ道具を出し入れしたり。
土間は、暮らしの中で「働く場所」。
そう考えると、モルタル金鏝仕上げも、すごく相性が良いと思っています。
家は、ずっときれいじゃない。家も年をとります。
モルタルは経年変化が出やすい素材。だからこそ、暮らしの時間が刻まれていく感じを楽しめる方には、とてもおすすめです。

aisuの家の標準仕様は「モルタル金鏝仕上げ」です
aisuの家では、標準仕様を モルタル金鏝仕上げ にしています。
余計な装飾を足さなくても空間が整い、素材の魅力が引き立つからです。

もちろん、タイル仕上げも良い選択肢。
タイルは素材によって空間の表情が大きく変わります。
最近はタイルを標準仕様にしているハウスメーカーさんも多いですが、そこには「クラックのリスクを減らしたい」という考え方もあると思います。
ほかの土間仕上げも、対応できます
ちなみに、今回ご紹介した
- モルタル金鏝仕上げ
- タイル仕上げ
以外の土間仕上げも可能です。
「こんな質感が好き」
「こんな仕上げできますか?」
など、気になる仕上げがあれば、気軽にご相談ください。
土間は、家の入口であり、暮らしの土台になる場所。
いちばんしっくりくる仕上げを、一緒に考えていきましょう。
いりまさカフェで、経年変化も見られます
1月17日の「いりまさカフェ/昔ながらのお餅つきと薪ストーブのある暮らし」では、
築6年のモルタル金鏝仕上げを見ることができます。(自宅 Sukura-3 の玄関土間、aisuルームの床)

普段は、あまり意識して見ない場所かもしれませんが、仕上げをじっくり見に来るのもいいかもしれません。








