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生垣を考える。

2023.02.13


暮らしをつくろう。大切な人との時間を大切に。

正しさより、楽しさを追求する。

4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。

明日は、浜松文明堂さんの上棟です~

大工さんが、間柱をカットして、出番を今か今かと待っています。

何事も、段取りが大切ですね!

今工事を進めている「まるたま製茶」さんの庭と、隣の畑の境に、お茶の生垣が植えられています。

生垣は、家を守るために配置されたものでした。

家にあたる風を緩和するため、家の廻りを生垣で囲ったり、

砂が家の中に入るのを抑えるために、生垣で覆ったりしていました。

そう考えれば、生垣も建築の一部だったように思います。

近年になり、家自体がすごく丈夫にできるようになってきました。

家自体の強度があがったため、生垣なしでも、家がダメージ受けることが少なくなりました。

(ちなみに、雨戸が少なくなってきたのも、サッシの強度があがったためです。)

そのため、手入れを必要とする生垣は、姿を消しています。

生垣は、手入れをして風から身を守る大事なパーツだったのです。

少し前までの日本人は、自然と共生して暮らしていたのです。

大工さんに聞くと、「昔は、畑と畑の境に、お茶の木を植えて、そのお茶を自分の家で飲んでいたよ。」

と聞きました。

お茶は、背が低く剪定されているので、風よけにはなりませんが、砂よけには効果を発揮します。

砂よけをしながら、そこでお茶を栽培していく。

目から鱗です。

自然と共生しながら、住環境をよくしていくことは、令和の今でも重要だと感じます。

生垣の見方も、少し変わりましたか?手入れを要する厄介者ではありません。

アルミフェンスが主流ですが、生垣ももっと、フォーカスされるべき!

計画中の「aisuの町角」でも、隣との境は、アルミフェンスではなく「混植の生垣」を採用しようと思っています。

お茶の木の生垣も、魅力的ですね~。

木部の塗装は、グレーがおすすめ。(*混植生垣について。以前、書いているブログ)

検討していきます!

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