WORKS 施工実績

新築マンションリフォーム/浜松市中区鴨江

「新築マンションを購入したけれど、床を無垢材にできないですか?」というのがT様の最初の依頼でした。

リフォーム内容≫無垢床へ貼換え、間取り変更、造作建具リフォーム、壁の塗替え、ベランダすのこ製作等

←リフォーム前(バルコニーに面した2室)

ファミリー向けに部屋数をかせぐため小分けされた部屋が多いのがマンションの特徴です。しかし、これを生活スタイルに合わせ構造体関係なく大きく間取りを変更できるのがマンションのよいところでもあります(構造により一部例外あり)。

バルコニーに面した2室をひとつの空間LDKとして使用できるようにしました
シナ合板で造作し直した建具
床・壁・天井・建具共に自然素材。壁面に大きな鏡を利用すると空間を広く感じる効果があります
床を無垢杉に建具はシナ合板に。珪藻土壁。壁付サーフボード置きを造作

マンションには、厚さ3センチの特別な杉フローリング材を使う

一般的に、床材は施主さんの好みや予算で決まることが多いのですが、マンションリフォームの場合にはこの特別な杉材を使います。「杉」は柔らかくキズが付きやすいのですが、足触りがやわらかく冷たくなりません。無垢でも対照的な広葉樹と言われる材は、傷は付きにくいのですが、硬く冷たくなります。これは合板に似たような冷たさです。合板の床とマンションの床暖房がセットになっているのはこういった理由もそのひとつだと考えられます。冷たいから暖めるのではなく、冷たくない床材を使えば、余分なエネルギー消費も避けられます。

下階への騒音問題について

マンションで一番問題なのは下階への騒音。騒音はスプーンを落とした時のような軽量衝撃音と、ドスンという足音等の重量衝撃音のふたつ。マンションに無垢材の床を貼ってリフォームする場合は、既存の合板遮音フローリングの上に重ね貼りをするような方法では効果がありません。表面が硬い木材で仕上げる場合は、ある程度の厚みのある床材で遮音性を確保するために乾式二重床(浮き床)工法で施工をします。

乾式二重床工法で、6~8センチくらい床が上がります。

自然素材でマンションをリノベーションすることについて


マンションでは、広く流通していて価格も安いビニールクロスやクッションフロアなどの新建材が使われるのが一般的です。これらは施工する側の作業のしやすさや、メーカーから大量購入することでコスト削減につながるという、建てる側の都合からのようです。『マンション=新建材』は、当たり前の話なので、自然素材のマンションに住むためにはリフォーム以外方法がないのが現状と言えるでしょう。また、マンション特有のカビや結露でお困りの方は、断熱改修を行うことで解決できます。

入政建築ではこのような方へマンションリフォームをおすすめしています。ぜひ、ご相談ください!

  • 築10~15年のマンションでそろそろ水廻りが老朽化してきたマンションにお住まいの方
  • マンションの間取りが家族構成の変化等で合わなくなって不便を感じている方
  • 中古マンションを購入して素敵にリフォームしたい方(購入前にご相談いただけると、なお良しです。特に大募集!)
  • 築20~30年以上のマンション、まるで住み替えのようなリフォームがしたい方
  • カビ・結露、暑さ寒さでお困りのマンションにお住まいの方 

工事を終えて

戸建にはないマンション管理組合とのやりとりをはじめ、エレベーターを使っての資材搬入は慎重に行いました。いつもより工事中の騒音にも気を付けながら作業しました。今回は、木のマンションリノベーションに特化した設計の仕事を行っている、マスタープラン一級建築士事務所の小谷氏にご協力いただき完成に至りました。戸建の経験だけでは、マンションリフォームはなかなか難しかっただろうと思います。

浜松では築20~30年の分譲マンションが増えてきています。およそバブル期に分譲されたものです。今後もマンションリフォームは増えていくと思われます。設備の入替や壁紙の貼り替えといったお決まりリフォームの他に、がらりと素敵にリフォームできるリノベーションという方法があることを、ぜひ知っていただきたいと思います。まるで木の家のようなマンションが浜松で増えていくといいな、そんな仕事が増えていくと面白いだろうと思っています。

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