キッチンの換気扇ってレンジフードって言います。
レジフードの語源は、Range Hood = レンジの上にある覆い(カバー)
つまり、「コンロの上にある換気用の覆い(フード)」という意味になります。
あまり気にされないかもしれませんが、レンジフードの種類で使い勝手にけっこう影響します。
aisuの家では、扱いやすさを考えて「フラット型」を選んでいます。
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4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
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キッチンの換気扇の種類って実は結構あります。
日本で一般的なレンジフードの種類
① ブーツ型(深型)
- 昔ながらの定番。
- 四角く出っ張った形状で、集煙効果が高い。
- 掃除はやや手間。
- 賃貸や築年数の古い住宅に多い。
② フラット型(整流板付き)
- 整流板(吸気口の前に板を設けることで、吸い込み力を強化)付き。
- 空気の流れを制御し、省エネ・高効率。
- 見た目がスタイリッシュで、機能性も高い。
③ アイランド型(天吊り)
- アイランドキッチン専用。
- 天井から吊るタイプで、360度見渡せるオープンキッチン向け。
- デザイン重視、価格も高め。
④プロペラファン式(換気扇直結)
- 壁に直接取り付け、ダクトが不要。
- 最近は少ないが、コスト重視で採用されることも。
aisuの家では、キッチンのレンジフードは「フラット型」を標準仕様としています。

aisuの家で採用しているフラット型レンジフードは、整流板付きで吸気効率もよく、表面がフラット。
日々の掃除もラクにできます。
また、ダクトを通じて屋外に排気するタイプなので、気密性の高い家でも空気の流れが制御しやすいのが特徴です。
入政建築では昔ながらのプロペラファン式を採用することもあります。
とくにガスコンロを使う場合、レンジフードの設置高さに制限が発生し、
フラット型レンジフードだと高身長の場合、頭に当たる(170cm以上)ケースがあります。
プロペラファン式は、床から約1450mmの低い位置に設置できるため、こうした問題を回避しやすく、整流板付きで煙の拡散も抑えられます。

さらに、
- 排気力が非常に高い
- プロペラ自体も鋼製で、掃除がしやすい
- タイルとの相性も良く、キッチンに馴染みやすい
といった理由で、扱いやすさで選ばれることもあります。
ただし、外気と直接つながるため、気密性能は落ちてしまいます。
断熱・気密を設計の基盤にしているaisuの家では、この点がネックになります。
aisuの家が目指すのは、性能と暮らしやすさのバランスがとれた住まい。
レンジフード1つとっても、「掃除がしやすい」「空間に圧迫感がない」「気密を損ねない」。
こうした部分の積み重ねが、心地よさにつながっていきます。
もちろん、住まい方によってはプロペラファン式の方が合うケースも。
設計の段階で、ひとつひとつ相談しながら、そのご家族に合った選択肢を一緒に考えていきます。