無垢床と愛犬
無垢の床は、足ざわりのよさや、自然素材ならではの美しさから、多くのご家庭で選ばれています。
木の温もりを感じながら過ごす時間は、日々の暮らしに、ささやかな心地よさをもたらしてくれます。
一方で、浜松は愛犬家が多い街としても知られています。
浜松市は、政令指定都市の中でも「犬を飼っている世帯の割合」が高く、1000世帯あたりの犬の登録頭数も全国トップクラス、というデータもあるそうです。
そんな浜松での暮らしの中で、犬と一緒に無垢床の家に住むとなると、現実どうしても気になってくるのが、床につく傷のこと。

小さな引っかき傷や、ふとした拍子についた爪痕。
これらは毎日の暮らしの中で、少しずつ増えていきます。削りくずもたびたび。アップにすると床がきたないですねぇ(笑)
愛犬と過ごしてきた時間の証でもあるのですが、「やばっ」「まただ…」と、つい声が出てしまうことも。
正直に言うと、我が家へ迎えた最初の頃はそんなつぶやきを繰り返していました。
毎日を過ごす大切な住まいだからこそ、無垢床の風合いを大切にしながら、愛犬にも心地よい環境を整えたい。
のですけれど、
そうどっちも大切で選べない。
犬と暮らす無垢床には、そんな悩みがつきものかもしれません。
犬種による爪の硬さ
犬種によって、爪の硬さや太さには違いがあります。
体の大きな犬や活発な犬は、爪がしっかりしている分、床に傷がつきやすいでしょうし、一方で、小型犬やおだやかな性格の犬は、爪が細く、傷も細かく目立ちにくいことが多いようです。
とはいえ、「無垢床に合わせて犬を選ぶ」というのは、少し違う気も。
ただ、これから犬をお迎えする予定のある方であれば、そんな違いがあることを、頭の片隅に置いておくのも一つかもしれません。抜け毛を気にする方は多いですけれど、それだけじゃないってことですね?
爪の状態は、犬種だけでなく、運動量や生活環境、性格によっても変わります。
愛犬の特徴を知ることが、無垢床とうまく付き合うための第一歩になるように感じます。
ちなみに、我が家はポメラニアンの男の子。
朝いちばんの元気さは、なかなかのものです。

キッチンを回遊するのが大好きなので、キッチンにはタイルカーペットを敷いています。
遊び方による違い
無垢床への影響は、愛犬の遊び方にも左右されます。
勢いよく走り回ったり、急に方向転換をする遊び方をすると、爪が床に引っかかりやすくなります。
それでも、楽しそうな顔を見ていると、「まあ、仕方ないよね」と思ってしまうのが正直なところ。
少し見方を変えると、無垢床に爪が引っかかるということは、床がやわらかくて削れる。
つまり、グリップ?がきくようなイメージ?
もし硬くてツルツルした床だったら、滑って足腰に負担がかかってしまうかもしれません。
傷がついて削れても、愛犬の体にはやさしい。
そう考えることで、「無垢床でよかった」と思える場面もあります。
これは、我が家なりの解釈ですが。
反対に、落ち着いて過ごす時間が多い場合は、床への負担も比較的少なくなります。
日々の様子を見ながら、よく遊ぶ場所を把握できると、対策もしやすくなりますね。

傷がつきやすい場所を知る
愛犬がよく通る場所や、お気に入りの場所には、自然と傷が集中します。
玄関や部屋の出入口、ソファの前などは、特に注意したいポイントになります。うちの場合は、窓辺とキッチンもプラス。
そんな場所には、滑りにくいラグやマットを敷きます。
我が家には小さなラグがいくつもありますが、床の傷を防ぐだけでなく、犬の足腰への負担を減らす目的もあります。
滑ることで、関節を痛めてしまうこともありますから、爪をこまめに整えることとあわせて、意識したいところです。
トリマーさんに切ってもらうと、爪がこんなに短い。家ではこんなに短くは切れないですね。

愛犬の動線を思い浮かべながら、場所ごとに対策を考えることで、床への傷は、少しずつ和らげることができています。
何もしないより家にも愛犬にも良いことだと思います。
愛犬第一で、床一面をカーペットにするという選択もありますが、せっかくの無垢床なので、
人の暮らし心地のよさも大切にしたいものです。
部分敷きでマットやラグを取り入れると、汚れ・傷を防げるだけでなく、空間が引き締まり、見た目にも変化が生まれるというインテリア効果が生まれます。
犬を飼っている、飼っていないに関わらず、季節ごとに敷き替えて楽しむのもおすすめです。
犬にもやさしく、人にも心地よい。
この冬は、暖かな色目のラグをリビングに一枚いかがでしょうか。

広報 すずき






