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入政建築の内壁仕上げ。素でくらす自分らしい、内壁。

2020.12.08

内壁の仕上げは、一般的な家であれば、ビニルクロスがほとんどです。ビニルクロスのメリットは、①汚れても拭きやすい。汚れにくい。②安価 ③張り替えしやすい。建築屋さんにとっては、夢のような商材!

が、入政建築では、ビニルクロスをほとんど使いません。その理由は、ビニルクロスは、経年変化に耐えれない材料だからです。

ビニルクロスは、最初は綺麗ですが、年月が経つと剥がれたり、めくれたりしてきます。新しい状態を維持するためには、更新が必要不可欠です。逆に言うと、常に新しくしていたい!という方にはオススメの材料です。

私たちの住まいに対する捉え方は、少し違います。住まいは、新しいのもいいけど、時間がたった方がもっと良くなる。時間が、また豊かな空間や良好な人間関係を作ってくれると感じています。

入政建築が普段使っている内壁をご紹介します。

AEP塗装+オガファーザー下地

プラスターボードの上に、オガファーザーという紙クロス(https://iskcorp.com/ougah-about/)を貼ります。その上から、AEP塗装(ペイント)をかけた仕上げです。オガファーザーは、新聞紙の再生紙と木のチップからできている素材ですので、少し凸凹した手触りが特徴です。この写真は、入政建築事務所の写真です。役20年くらい経っていますが、劣化がほぼありません。長期的にいい状態をキープしてできると感じています。

オガファーザーに、ブルーグレイで塗装した内壁です。最近、入政建築で貼っているオガファーザーは、木のチップが細かいものを使用しているので、凹凸が写真ではよくわかりませんね。よく見ると凹凸があって、光に当たると壁がぼやける印象になるので、優しい空間になります。

基本の色は、木の素地色、白、の2色に、差し色として違う色を使うのをオススメしています。

AEP塗装

プラスターボードの上に、下地処理をしてAEP塗装をした内壁です。オガファーザー下地ではないので、「パキッ」とした印象です。凛とした室内にするのはオススメです。すごく綺麗です。水にも比較的強いので、どこで使ってもOKです。

構造用合板

仕上げを一切しない、仕上げ。普段は、構造で使う合板をそのまま仕上げとして活用してする内壁です。仕上げをしないので、一番安価な内壁になります。性能的には、AEP塗装壁と全く変わりません。下地ですので、ひびが入ることもありませんし、どこの壁にも棚やフック等がつけられます。デメリットは、ささくれが生じやすい。ただ、家の中にいて内壁を触る時ってごく僅かですので、住んで仕舞えば、まったく気になりません。

個人的には、すごく好きな材料です。

基本的には、内壁は1種類で考えることが多いですが、時には2種類の壁を混ぜて使うこともあります。写真は、AEP塗装の壁と、構造用合板の壁を組み合わせています。

1種類の内壁の中に違う内壁を、組み合わせると魅力的な空間になっていきます。

完成見学会を予定している、「Sukura-3」では、内壁は、基本は、AEP塗装+オガファーザーを採用してしています。すごく優しい雰囲気になってきました。

完成が待ち遠しいです。

「Sukura−3完成見学会」2020年12月19日(土)20日(日)26(土)27(日)*個別予約制→詳しくはこちら(https://www.irimasa.net/archives/3038

設計 新野恵一

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