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住みながらのリノベから10年、イエタテさん取材から

2020.12.04

先日、「家を建てる時に読む本」を発行している『しずおかオンライン』さんの取材がありました。

大規模改修から10年を経たT様邸にうかがいました。当時ホームページに大規模リフォームで掲載させていただいたので、もしかして記憶に残っている方がいるかもしれませんね。当時はまだリノベーションという言葉もあまり使われていませんでした(笑)

今回の取材では、10年経った素材の経年変化やT様の暮らしの様子が見えます。雑誌で見る新築やリフォームしたての家がキレイなのは当たり前です。

で、その後どうなっていくの?というのは、なかなか見せてもらえる機会がありません。OB宅訪問でも、3~5年くらいのお住まいをご案内させていただくことはあっても、10年ともなるとほぼ不可能に近くなります(事情はお察しください)。また、こちらは住みながらの大改修(リノベーション)を行ったお住まいでもありましたので、たいへん貴重な機会となりました。

外壁や木のデッキ、床、内壁が10年経ったところをお見せできる(見せてもらえる)機会はなかなかないことなんです。

10年前のT様の事情

結婚当初にご両親から譲り受けたお住まいでしたが、最初は、建替えを検討されていたそうです。しかし3番目のお子さんを授かったことが解り、住みながらのリノベーション(工期4か月)に方向転換。たとえ近くでも、引っ越しは体の負担になると思われてのことでした。

10年間の家族状況

現在、2番目のお子さんは進学で家を出ていて現在は4人暮らし。もと美容師だった奥様、数年前には自宅で小さな美容室を始めました。当初はいずれ玄関土間の奥をお店スペースにと考えリフォームをしました。しかしこの数年後に開店する際には、水道工事や様々な事情から増築した寝室の方を美容室スペースに充てた方が良さそうということになりました。お客様もデッキから直接出入りすることができるので、お店とプライベートをしっかり分けることが可能でした。一方、自転車置き場へと繋がっていた通り土間。現在では通り抜ける必要がなくなったため、奥の方は倉庫兼パントリーとして便利に使われています。

2020年、末のお子様と「ご長男」

まぶしいほどに白かった桧の床は黒みを帯び落ち着いた色に変化しました。部屋の中でも頻繁に通行が多い部分で、まさしく味が出ているという様子。杉のデッキ材も同じように変化しているのが見えます。

お子さんの成長から10年という年月が感じられる写真がありましたので載せてみました(息子さんではなくご主人です)。上のお子様が大きな窓の網戸に激突して破れたこともありました( ;∀;)

2010年当時、末のお子様と「ご主人」
2010年大改修終了当時
2020年現在

10年が経っても、左官壁は少しも汚れていない?

やっぱり自然素材はいいみたいです。雨風をしのぐための軒の出が十分なことや立地条件があるにしても持ちがよいですね。これは内部の漆喰壁でも同じことが言えました。例えばクロスの場合、10~15年するとつなぎ目がピリピリと離れてきたり天井の隅等にホコリが付着して汚れが見えるといった状況になってしまいます。「美観・メンテナンス性」という観点から、塗り壁は素材として結構いいじゃない?ということが言えます。(ちなみに裏側(北側外壁)はガルバリウム鋼鈑にしています)

2020年 美容院用に土間を広げてリフォームした屋根付きデッキ。左側が美容院入口
2020年 落ち着きが出てきた玄関廻り。夜も素敵です

T様邸が掲載されているのは、

WEBサイト「イエタテ西部版」です↓

住みながらのリノベから10年、家族にあわせて成長してきた家

快く承諾していただいて実現できました。T様、有難うございました!

広報 すずき

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