本日は、いりまさカフェ/昔ながらのお餅つきと薪ストーブのある暮らし。
でした。
多くの方に、ご来場いただき感謝いたします。

餅つきの準備を頑張った甲斐がありました。
その中で行った、薪ストーブの体験会。
短い時間の中で、薪ストーブの心地よさを体験いただけたかと思います。
薪ストーブって、いいですよね。
炎のゆらぎ。薪のはぜる音。
火があるだけで、いつもの日常が特別なものになる。
暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。
4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
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薪ストーブは、想像以上に熱が出ます。
昔の家なら、その熱が外に逃げていくので、たくさん焚いてちょうどよかったんですが、
最近の家は、断熱・気密性能が革新的に上がり、熱が逃げない。
だからこそ、薪ストーブの熱が多すぎる…という現象が起きやすい。
Sukura-3は、天井があるリビングに薪ストーブを設置しています。
全体の計画の中で「天井がある部分に薪ストーブを置いた」のですが、これが実は、とても良い置き場でした。
Sukura-3のLDKには天井があります。
吹抜けは、LDKの端にある階段部分。
まず天井のあるLDKをしっかり温め、そこから吹抜けを通じて2階・3階へと暖気が広がっていく。
必要な部分を満遍なく温めてくれる場所に、偶然にも薪ストーブが置かれているのです。
家の象徴になる吹抜けに薪ストーブを設置するケースも多いと思います。
ぼくの実家のこの家も、吹抜けに薪ストーブを設置しています。
ただ、吹抜けに置くと熱が上部に集まりやすく、1FのLDKの「温めたい部分」まで暖気が届きにくい場合も。薪ストーブを長時間焚き続ければ家全体に広がっていきますが、立ち上がりの段階では暖かさを感じにくいこともあります。
そのため、吹抜け設置の場合は循環計画(空気の流れづくり)と補助暖房計画(エアコン併用など)が大切になってきます。
家全体をまんべんなく、できるだけ早めに温めたいなら、吹抜けではなく「天井がある部分」に設置したほうが、熱が留まりやすいと感じます。
Sukura-3に入っているのは、HETAの「NORN Soapstone」。
ソープストーン(天然石)が熱を蓄え、じわじわと放熱してくれるタイプです。
この穏やかな熱の出方は、高性能住宅にとって本当にありがたい。
…ただ、それでも悩ましい。高性能住宅の薪ストーブは、火力調整がむずかしい。
つい大きい薪を入れたくなるんですよね。
長く持たせたいっていう感覚。
火が育ってきたら、太い薪をドン!と入れて、薪を投入する感覚を長くしたい気持ちにかられます。
でも高性能住宅では、その「長持ちさせたい」が、熱量の入れすぎにつながります。
薪はサイズが大きいほど、燃える時間が長く、出る熱も多い。しかも家が熱を逃がさない。
だから「燃やしすぎた瞬間に、室温が戻れない」状態になります。
つまり薪ストーブは、燃料(薪)で火力調整をします。
空気を絞って酸素量を最小限におさえ、薪を小さく(30センチ程度)少なくして、燃やし切る。
そのほうが炎もきれいで、ガラスも汚れにくい(煙突にもススがつきづらい)。
薪割りの様子は、こちらからご覧ください。
そうすると、結果的に暑くなりにくく、長時間安定した室温を保つことができます。
この調整は、簡単じゃないです。薪の乾き具合によって、毎回ちがう。今日はうまくいったのに、明日は暑すぎる。みたいこともよくあります。
でも、そこが面白いと思っています。
エアコンのように、ボタンひとつで整う快適さも好きです。
が、薪ストーブは、そうじゃない。
炎を見ながら、空気の流れを感じて、「今日はこのくらいでやめようかな」「もう一本入れると暑いかな」
って、考える。
この非効率さ、少し面倒なところにこそ、日常の贅沢な時間がある気がします。
Sukura-3で今日も、炎を眺めながら、ちょうどいい塩梅を探しています。









