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カーテンを開けて暮らす【浜松市工務店】

2023.07.31

外からの視線を遮る。暑い夏の日差しを遮る

「外からの視線」「暑い陽射し」。このふたつの問題を解決すれば、カーテンを開けて快適に暮らすことができます!自然光を取り入れることは、心地よい室内環境を作り出し、精神的な健康にも良い影響を与えることが知られています。また、省エネルギーの観点からも、自然光を利用することで電気の使用を抑えることができ、環境への負荷を減らすことにもつながります。

建物の軒を深めに出せば陽射しがかなり防げます。また、深い軒が縁側を風雨から守ってくれるため耐久性も向上します。

外構では、目隠しになる場所に庭木を植えたり生垣で囲ったり。もちろん板塀もありですが、緑は外を通る人からの目隠しになるだけでなく、風通しがよく道行く人にもやすらぎを与えてくれます。

デッキや縁側を計画する場合は、これら目隠しの工夫が必要になります(デッキや縁側はあるだけではなく、ちゃんと機能させて使わないともったいないからです)。

既存の庭に+植栽をした縁側(濡れ縁)
既存の庭+植栽をした縁側(濡れ縁)

敷地を読むことから始めます!

家を計画する際には、駐車場→庭→建物の順となります。駐車場は道路に接するから後回しにできないし、必要台数分を確保したいからです。庭は、建物に光や風を呼び込むスペース。周囲の環境を見てオープンスペースにつながるところに配するのがベストなのでこれも優先。庭って南じゃないとと考えがちですが、むしろ南にこだわると危険です。南に関わらずお隣の庭につなげたり、川や道路に空間をつなげることを優先すると失敗がありません。そして、リビングの前に庭を作ろうではなくて、庭があるからこの辺りにリビングを!と計画していきます。

これを「敷地を読む」といいます。間取りから決めてしまうと、住んだ後に暮らし心地の不具合に気づくことが多くなります。家づくりは、順をまちがえずに敷地状況と暮らす人に合わせて設計をします。住人がどのように暮らしたいか?ということが大切です。

どうせなら、実際の床面積よりも広く暮らしたくありませんか?

入政建築の家は、カーテンを開けて暮らせる間取りが前提です。外からの視線が気になる場合は、植栽や木塀で外からの視線をコントロールできるように敷地全体をプランします。家の中から見える景色もウチの住まい。木のデッキで床が続けばそこも部屋の延長となり、視界が広がって広ーく感じられて得した気分になります。

床が遠くまで続くリビング
傾斜のある庭を眺める、境内のような縁側
広大な既存庭を眺める縁側

レースのカーテンでも閉めようものなら、内と外がきっちりと遮断されてしまします。「建物の中だけが住まい」という高層マンション状態になってしまいます。戸建てに住む良さは、外部空間とのつながりにあります。外を感じて暮らしていただきたいなと思います。

入政建築は、暮らし心地につながる「視線が抜ける感覚」をとても大事にしています。

カーテンやロールスクリーンには夜間だけお世話になります。

家族イベントができるデッキ
気軽に出られる縁側
坪庭を眺める額縁のような窓
廊下の閉鎖感を緩和する縁

最近、たまらなく暑い日が続きますが、日除けをする場合には、中ではなく窓の外で遮断する方法が効果的です。葦簀やすだれ、緑(植物)のカーテンがおすすめです。

窓の数や配置はどうやって決める?

既存庭園の緑を取り込むコーナー窓配置

近隣や庭に良い景色があったら窓辺に取り込むように考えます。採光用の窓や風通し用の窓を考えます。出入りも含め、窓には何らかの役割があるものです。最適な場所に役割のある窓を選ぶことが暮らしやすさの秘訣。役割の無い窓が多いと、その分の壁がなくなって家具配置する時に困ったり、収納不足に陥ってしまします。開口部が多いと暑い寒い(断熱性が悪い)家にもなります。窓は多すぎても落ち着かず、少なすぎたり小さすぎても圧迫感を感じることになります。窓がいい家は良い家と言われるのですが難しいわけですね。

広報 鈴木

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