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開放的な強い「木の家」を目指して。

2024.01.04

暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。

4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。

あけましておめでとうございます。

1月1日に、能登半島で大きな地震。

スルーはできない状況ですね。

(ネガティブキャンペーンみたいなこともしたくないけど、、、)

最初の5強の地震速報から、7分後に本震?の震度7。。。

想定外の連続大地震。

2回目の地震時に、NHKで珠洲市の映像を生放送で見ていました。

家々が、次々崩れる衝撃映像でした。

やはり、建築基準法は、1回の地震に耐えられる法律

っていうのを、改めて感じた映像でした。

去年の5月5日にも大きな地震がきていたので、建物のダメージも残っていた可能性もありますが、、、

地震に強い家で安心に暮らそう。入政建築の仕様→耐震等級3

日本の家は、間取り優先の家がほとんど。

家相や、神仏の関係で、間取りが決まってることも多い。

よくあるのが、二間の和室があり、西側に神仏を祭る場所がある形式。

神仏の上には、居室がないほうがいい。ということで、

西側の半間部分は、下屋ででている形式。

1階と2階の連続性は、関係ない家が多い。

日本の軸組木造は、耐震性にかかわらなければ、

大工さんの経験で、どんな空間もつくることができます。

戦後の日本の家づくりは、その考え方の延長で進んできました。

(大工さんが神化していた時代だった)

しかし、大工さんの経験だけの家づくりは、耐震的に弱い家が多いのも事実。

大工さんの経験は、現場で得られるものがほとんど。

設計者には、現場感がない。

「見ればわかるじゃん。つくればわかるじゃん。」

ここを壊すと全体が壊れるポイントもつくればわかる。

設計者は、その経験には、かないません。

つくってないんだから。

経験って、めちゃくちゃ大事。

経験をなめてはいけない。

大工さんと話していると、「それはそうだよなぁ」って、いつも感じます。

しかし、経験は時に足かせになることも。

以前やった信じたことをやり続ける。

そこに、設計者の知識をいれていきます。

この仕事が、設計者の仕事です。

大工と設計者がタッグを組めば、地震に強い安全性の高い「木の家」が実現できます。

そのために、一番重要な考え方は、

ベースと下屋という考え方。

(ベースになる建物に、下屋をくっつけて構成していく考え方)

間取り>構造 からの脱却。

構造>間取り 

これができれば、必然的に強い家ができる。

間取り優先は、本当に危険。

けど、お客さんは、間取りしかみないよね。。

僕たちの説明も不足している。。。

強い家をつくるためには、

ベースと下屋で構成する。

その空間の中で、はじめて間取りを考える。

柱の位置や、耐力壁の位置は、極力変えずにシンプルに。

強い家=壁が多く閉鎖的な家

というのは、幻想。

ベースと下屋という考え方で、家を構成すれば、耐震等級3でも、開放的な家はできます。

連続する大きな地震に耐える強靭な「木の家」を目指していきます。

とはいえ、、、

地盤が、崩れて、家が倒壊するっていうのは、防げない。。。

家が建つ場所が、一番大切かなぁ。。。

もともこもない話・・・・

そうそう。

カタリストの佐塚さんも、こんなブログを書いています。

あらためて、地震のリスクは地域別にしてはいけない

面白いブログなので、ぜひ読んでみてください。

2024年も強い開放的な、強い「木の家」をつくります。

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