「このあたりにテレビを置こうかな」
「やっぱり、こっちの壁の方がしっくりくるかも」
家づくりが進んで、空間がかたちになると、こんなやりとりが自然と生まれます。
図面を見ているだけでは見えなかったことが、実際の空間に立つことで、はっきりと見えてくる。
現場での打合せって、そういう“気づき”がたくさんある時間です。
暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。
4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
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電気の打合せって、ただスイッチやコンセントの位置、照明の位置を決めるだけ…
そう思われがちですが、実は“暮らし全体を考える”とても大切な時間です。
まずは図面でざっくり確認。

でも、やっぱり本番は現場。実際の空間に立ってみると、気づくことがたくさんあります。
今回も、現場でテレビの位置を再確認することに。
「テレビ、壁掛けにしたいですよね? でも…この位置でよかったかな?」
「うーん、やっぱりこっちの壁の方がしっくりきますね」
「じゃあ、こっちを壁にして、掛けられるようにしましょうか」
そんなふうに話しているうちに、電気の打合せなのに、壁のつくり方や暮らし方まで話が広がっていきます!

でも、お施主さんが言ってくれた一言が、うれしかった。
「いろいろ提案してくれるの、ありがたいです」って。
僕たちは、ただ言われた通りにつくるのではなく、少しでも暮らしがよくなるように、現場で一緒に考え、提案していくことを大切にしています。
図面では見えないものが、現場では見える。
そして、一緒に考える中で、より良いかたちが見つかっていく。
そんな時間が、家づくりの醍醐味だなと思います。