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猫と暮らす薪ストーブの家/浜松市中央区大久保町W様・お客様の声

2020.08.07

①家づくりのための出会い

建替えて新しい家に住み始めて一年一ヶ月が過ぎました。入政さんとの出会いは今から四年前、なんとなく「家を建替えるかなぁ・・・」と考え始めた頃でした。地元の知り合いの神主さんのお宅の完成見学会へ呼ばれたのがきっかけでした。地元でこそありましたが、それまで入政さんとの接点はなくよく知りませんでした。

その頃は遠くまで行くほどではありませんでしたが、車で15分くらいの完成見学会へは出掛けて行きました。他社の見学会へ参加したこともありました。「和風で軒が深い、自然素材、ストーブ」というところで、私たちの思うところに達したのは、入政さんの他にもう一社ありました。私たち夫婦の思い描いていた家のイメージに近い建物を建てていたので、数年にわたり入政さんの強豪(?)である●●工房さんの見学会とともに行ったり来たりしていました。入政さんの見学会で会う人は●●工房さんの見学会でも良く見かけましたので、みんな同じなんだなぁ(笑)と思ったりしていました。そんな時、親戚が家を建替えたことや消費税が8%に上がることがきっかけになり、ようやく私たちも本腰を入れて考えなくては・・・という空気になっていきました。最終的な決め手は、地元なのできっとアフターメンテナンスが頼みやすく即対応してくれそうだ!ということでした。神主さんの知り合いである新野社長なら、信頼のおける人に違いない!と思ったからです。

かくして、最初の見学会から三年が経過した平成25年夏、本格的に私たちの家づくり計画が動き出しました。

②家づくり開始

私たちはアパートヘ、ネコは荷物と一緒に敷地内の長屋へ仮住まいをしました。家を解体することは寂しい気持ちになりますが、以前と同じような場所に新しい家が建つというのは、いくぶん寂しさが紛れます。プランの打ち合わせでは、私たちの希望を一通りお話した後で、社長がプランを考えてきてくれました。最初は二階に寝室があったのですが、いやいや寝室は将来のことを考えると一階にしたいということになり、東の奥に納まりました。その他お願いしたのは、裏の湧水のこと、薪ストーブを入れること、ネコと生活するということ。

最終プランが決まるまでは、大きく3回ほど図面が変わりました。途中で気が付いたのは、細かいことはいつもきちっとメモを取っている息子さんに言った方が確実に図面に反映されてくるということです。社長は「大丈夫、大丈夫」というけれど、うっかりさんなところもありますからちょっと注意です。打ち合わせでは、言ったからOKではなく私たちも図面でちゃんと確認していく必要があるということを学びました。クローゼットだとばかり思っていたところが、現場途中で押入れになりつつあるのに気付いて、慌ててポールだけ上段につけてもらったところもあります(既に大工さんが中段を取り付けた後だったためです。今は上段にしっかり上着を掛けて使っていますけど)。後から図面を見ると、縦に線が書いてあって・・・これは「押入れ」ということだったんですね。

③住んでみて思うこと

図面を読もうとしなかったことでの失敗と言えばもうひとつ。和室の入口の建具と天井高の件です。和室は座の生活をするところなので、座った時に落ち着く高さ(低め)がいいというのが、入政さんの考えです。つまり、家の中には、低いところや高いところがあって空間にも変化が出るから、玄関ホールやキッチンなども低めとすることが多いそうです。私たちには元の家の和室の感覚が残っていて、新居の新しい和室の天井高に慣れるまで少々時間がかかりました。今では座卓にすわり庭を眺めると、なるほど天井の低さはさほど気になりません。しかしながら困りごとが一つ。以前掛けていた床の間の掛け軸がずってしまっていることです。我が家は神道なので床の間は神様の場所です。この床の間の天井の高さも部屋の天井高と同じに造られているので、掛け軸の本数もしかり、サイズ感が見た目に合っていません。入政さんには元家の床の間を計測してもらっていたので、すっかり同じような床の間ができるとばかり思い安心しきってしまいました。いただいた図面には実際に造られる天井高の数値がしっかりと載っていました。できてからでは遅いので、その辺も自分たちで確認しておけばよかったと思いました。

④庭造りで自然と共存

裏庭には湧水を利用したビオトープを造ってもらいました。一年経った今、以前の生態系がもどりつつあります。残念ながらホタルは一匹しかまだ確認できていませんが、数匹放流したメダカは何十匹にも増えています。山野草も勢いよく成長しており、庭屋さんに造ってもらった当初は無かった草花が芽を出したり、以前「蝶庭庵」の完成見学会でYさんに分けてもらった二株の黄色い花が何倍にも増えたりとにぎやかです。夏でも日中はほとんどエアコンを使わない私たち、この庭の緑をわたってくる風と、裏庭のビオトープから視覚的な涼しさももらっています。

⑤薪ストーブとネコ

はじめての冬には、薪まきストーブを燃やしました。これひとつで家中が暖かくなりました。燃料のまき調達が一番の心配事でしたが、古い家を壊した時に出た廃材や入政さんにまきをいただいたりしてひと冬通ることができました。以前住んでいた家が古く寒い家でしたので、この家はとても暖かい、というか寒くない家です。寒い冬の朝でも12~13度はあるので助かります。来年はストーブやさん主催の「薪集めツアー」へ参加したいと思っています(昨年は応募し損ねました)。

また、ネコちゃんたちのために作ってもらった専用の出入口が大活躍しています。日中は留守宅になってしまうので、ねこちゃんたちはこの専用の出入口なしにはとうてい生きられないでしょう。新しい家では寝室のクローゼットがお気に入りらしく、二匹のネコはたいていそこで寝ています。家の中の吊り戸(建具)はとても軽いので、ねこちゃんたちも容易に開けられます。

お話しているうちに、一年点検が終了しました。網戸の修繕が二ヶ所ほど。一ヶ所は交換、残りもう一ヶ所は、応急処置で穴をふさいでもらって、もう少~しもたせることにしました(多分またネコちゃんたちにやられてしまうので)。

関連:猫と暮らす薪ストーブのある家/浜松市西区大久保町

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