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60代のやさしい建替え、洋ランのある家/浜松市中央区初生町M様・お客様の声 

2020.07.23

①入政建築との最初

数年前から、自宅からほど近い自然食品の店、「あさのは屋」さんへ添加物の入っていない調味料等を買いに通っていました。そのような折、店舗の横に新しくできた「あさのは文庫」で、『簡素な暮らし』という入政建築の暮らしイベントが開催されました。これが入政建築を知ったきっかけです。今から一年半くらい前のことです。しかし当時は、「あさのは屋」さんがすすめる入政建築のイベントに興味はあったものの都合で参加できませんでした。

②建替えのきっかけは、広告「小さな家で・・・」

主人が若い頃に購入して結婚前から住んでいる自宅は、築30年の小さな敷地に建つ小さな二階建て。結婚をした時に南側の小窓にベランダを取付け、4~5年前にはお風呂やキッチンの設備を新しくしました。後から付けたベランダは、床上60㎝の窓からしか行き来が出来きません。洗濯物や布団干しのたびに踏み台を使いながら出入りしており、たいへん不便を感じていました。更に先々のこと(老後の生活)を考えると、家の中にはちょっとした段差や急な階段等の不安要素がいくつか残っていました。

2016年末、母を病院で看取りながら私が感じたこと。自分の時は、病院での最後の時間はなるべく最後の最後にしたい・・・

そんな気持ちになりました。夫婦ともにいつまでも元気でいられれば良いのですが、そういうわけにもいきません。人生の最後を希望通りにするためには、このままではだめだと思いました。今の家ではヘルパーさんに来てもらうにも難があるという考えに至りました。

それから一年あまり過ぎたある日、「小さな家・・・」と書かれた入政建築の見学会広告が入ってきました。そして初めての完成見学会へと、主人と出かけることになりました。

③家づくりは最初から入政建築でと

私たちは入政建築の他にはどこの建築会社も検討していません。「あさのは屋」さんが推奨している建築やさんだということに絶対的な信頼があったからです。あちらこちらの見学会へ出かけて、どこで建てようかと迷う労力を使わないで済んで良かったと思っています。
初めての完成見学会の会場でのこと、白い手袋(見学会用の)で触れると無垢の床がすべすべしていました。うちは段差だらけなのに、今の家は段差がここまで無いものかと感心しました。初めて見るガルバリウムの外壁は、昔のトタンとどう違うのか?家に帰ってから自分で納得がいくまで調べました。カーテンがついていなかったので、まさか最近の家はカーテンも要らなくなってしまったのかと勘違いもしました(後から施主さんが付ける予定だったんですけれど笑)。我が家は土地が小さいため建替えができるのかということが素人なりの心配でしたが、それは問題なくクリアできました。それから入政建築の建てた家を二軒見学しました。やさしい木の雰囲気が気に入り、お願いすることにしました。

④建替えても今と変わらない生活をしたい。ご近所への配慮もしっかりと

「〇〇風とかでなく、ごく普通のシンプルなデザインで」とお願いしました。家づくりで一番大切にしたことは、今と変わらない暮らしをするということ。建替えだからといって、以前とガラリと変えるつもりは全くないし、ご近所さんとの関係を良好なまま保ちたかったのです。そんな私たちの希望から建物位置は以前とまったく同じ。以前のように北側のお隣りへも陽がちゃんと届くように。建物の高さは前より低くなりました。内部については、以前は北側に小さな窓しかなくて風通しが悪かったので、南北に風が抜けるように窓を配置してもらいました。何十年も住んでいる土地ですから、どこにどう陽が入るとか、どこから良い風がいつ入るかといったことはある程度分かっていました。縦滑り窓の向き等の要望を取り入れてもらいました。

今考えても、以前の家の欠点をすべて克服するためにはリフォームではなく、新築しかなかったと思います。数年前にリフォームした際に入れたキッチンや洗面台は、新しい家へ持って行くことができて良かったです。 

⑤夫婦それぞれのスタイル

 我が家は夫婦別室で、それぞれの暮らしを尊重する形式。若い頃からずっと主人の仕事柄、暮らしの時間帯が合わずに食事時間もバラバラでした。長年そのようなスタイルでやってきましたから、主人が退職した今もそれは変わっていません。このようなことも含めて、新しい家では老後のことを考慮しながら、お互いがそれぞれの暮らし方を楽しめるよう、ストレスなく過ごせるようにと考えました。

私の趣味は洋ランを育てること。今回の仮住まいへの引っ越しの際も洋ランの引っ越しがちょっと大変でした。以前の家で問題だったのは、洋ランの置き場所がなく家のあちこちに置かなければならなかったこと。そのため世話に一苦労していました。新しい家では二階の日当たりの良いところに洋ラン専用ルームを計画しました。実は最初は吹抜けにするはずだったところを閉じて部屋にしてしまいました(笑)。こちらで洋ランの世話をしたり、今までと同じように庭でのガーデニングを楽しみます。小さな庭ですが、土いじりをしているとご近所さんが話しかけてくれたりして、それも楽しみの一つです。

一方、主人は、天竜の実家に山があるため、その畑を世話することをせっせと楽しんでいます。部屋での音楽鑑賞も趣味です。テレビが好きなので、新しい家になったら自分の部屋でゆっくりテレビを見ることを楽しみにしているようです。

ダイニングからは思い切ってテレビを排除することにして、その代わりに大きな木製引き戸をつけました。庭の緑を眺めながらの食事時間が持てるかなと思います。庭屋さんに既存の緑を活かしながら新しい庭を造ってもらったので、ちょっと素敵な庭になります。

私たちの暮らしは基本的には変わりません。家が新しくなって少し前より生活が向上するイメージです。老後の心配事が解消できて、今を楽しめる夫婦の終の棲家(すみか)が完成しました。

最後に全面的に家づくりを任せてくれた主人に感謝します。そして私たちの家が、小さな土地で迷っている方や、もう一歩の勇気が出せないでいる方たちの参考になれば幸いです。
                                                                                           

関連:60代のやさしい建替え、洋ランのある家/浜松市北区初生町

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