夜は、窓を開けて虫の音を聞きながら眠るのが好きです。
暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。
4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
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窓を開ける意味
換気には機械を使う方法もありますが、やはり窓を開けて風を通すことにはかないません。
換気の目的は、空気をきれいにすること。
生活臭や人間臭は意外と気になるものです。最近は特に、自分の匂いに敏感になってきました。
わが家の「Sukura-3」は風通しが抜群。2階の寝室では夜、窓を開けて眠っています。
夏の「びおソーラー」は夜間に外気を取り込むため、朝起きても1階の空気が澱んでいません。
結局のところ、窓を開ければすむ話なのかもしれません。
でも、たとえ窓を開けない生活であっても、外の空気を取り込む仕組み(換気の仕組み)があるのは、空気質の観点から、重要です。

風通しがつくる心地よさ
エアコンもありがたい存在ですが、「風が通る」ことにはまた別の心地よさがあります。
だからといって「窓を開けた方がいい」という話ではなく、大事なのは、空気が澱まないこと。
最近はお風呂やトイレ、洗面所に窓がない家も増えました。
換気扇に頼ることもできますが、フィルターの掃除が必要です。
窓を開ければ一瞬で抜ける匂いが、換気扇だけだとしばらく残る感覚もあります。
建築士目線では窓がなくても、「換気扇で十分」と言えるかもしれません。
温熱環境やコストのバランスを考えれば、窓を減らすのも有効。
けど、風が通らないのも考えもの。結局はバランスです。

もう一度、風が通る家を
「風が通る家」。
これは昔からの知恵であり、これからの住まいづくりにも大切な考え方です。
機械は、壊れるけど、自然は壊れない。
自然の力で、空気が澱まない家。
そんな家づくりを、これからも提案していきたいと思います。