うちの次男(9歳)の傑作。
書道で書いたと持ってきた、「犬ぬ」。

天才かと思いました。(親ばか)
しばらく、我が家に飾ります。
暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。
4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
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半年の時を経て
今回は、中村らんアトリエさんの設計監理のもと、
ぼくたちが施工を担当させていただいた Nさんの家 の、
半年定期訪問に設計者の中村らんさんと共に伺いました。
建物にとっては、日々の暮らしの中で少しずつ「家族の家」へと育っていく大切な時期。
大きな不具合は出ていませんでしたが、チェックシートに基づいて、一つひとつ丁寧に確認していきます。

手を加える喜び
すべてをプロに任せない家づくりをしていただきました。
内壁は、 お施主さまご自身が塗り上げた漆喰の壁。
プロ顔負けの仕上がりで、違和感がありません。

目隠しの布や、カーテンも自作とのこと。

さらに、外部の水栓までも自作。

暮らしの器を、「共につくる」!
プロに任せるところは、プロに。
ジブンでできる部分は、ジブンで。
そのちょうどよい加減がとても心地よく、Nさんらしいと感じました。
素材が語る空間の力
構造材には 天竜杉 を用い、それを現しにしています。
梁や柱がそのまま空間をかたちづくり、木が持つ温もりや力強さを、住まい手が毎日感じられるようになっています。

特にLDKは、天井を高く取り、南面に大きな窓を配することで、広がりと明るさが圧倒的。
木と白をベースにしたシンプルな色合いは、暮らしの小物や家具を引き立てます。

定期訪問の意味
定期訪問は「不具合を探す」だけの行為ではありません。
半年後、一年後、三年後と時間をかけて訪れることで、「家」と「住まい手」との関係を見届けることができます。
木の家は、おおらかな家です。
傷もつきますし、経年変化もしていく。
その中で、住まい手さん自身もおおらかになっていく姿を、ぼくたちはいつも感じています。
次の節目へ
次の訪問は、一年定期訪問。
そのときには、また新しい何かがこの家に刻まれていることでしょう。楽しみです♡
私たちの仕事は、つくってからが始まりです。
住まい手とともに時間を歩み、暮らしを支えるよきパートナーとして、寄り添うこと。
その責任と喜びを改めて感じた一日でした。