いつも、住宅のことが中心にブログを書いていますが、
本日は、非住宅について。
今、地元の木を使った非住宅の木造建築が熱いんです!
暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。
4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
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非住宅 → 木造という選択
入政建築では、住宅だけでなく、店舗(カフェなど)・歯科医院・倉庫などの非住宅の設計施工も行っています。

*写真:深谷歯科さんの待合室
建築の一般常識としては
- 住宅 → 木造
- 非住宅 → 鉄骨 or 鉄筋コンクリート
となりがちですが、近年は非住宅でも木造が注目されています。
木造非住宅のメリット
- 減価償却の短さ
木造は鉄骨造やRC造よりも償却期間が短いため、初期利益の圧縮=節税対策として有効です。 - コストメリット
鉄骨やRCに比べて材料費が安く、基礎も簡易的にできるため、リーズナブルに建築できます。 - 大空間も可能
技術の進歩で、木造でも「無柱空間」を実現できます。入政建築の過去の例では、10M×10Mの無柱空間も実現しています。
小・中規模の建物であれば、鉄骨やRCでなくても十分対応可能です。 - 空間のあたたかさ
木を使った建築は、鉄骨やRCにはないぬくもりある空間を演出できます。
入政建築では設計にもこだわっているため、建築的な美しさや独自の魅力を生み出すことができます。
補助金制度を活用できる
浜松市の例
浜松市には「天竜材ぬくもり空間創出事業費補助金」という制度があります。
- 天竜の木材(FSC認証材)を使用すると、木材費・加工費・運搬費の1/3が補助されます。
- FSC認証材を20㎡以上または5㎥以上使用すること。
詳細はこちら → 浜松市公式サイト
浜松市としては「地元の木材を使ってほしい」という強い意向があります。
事業主さんにとっても、天竜材を利用した建物づくりを通じて、持続可能な社会に貢献できるという大きな意義があります。
※浜松市以外でも、木造非住宅に対する補助金を設けている自治体は増えています。

工務店に相談するメリット
ただし、一般的なゼネコンさんは木造非住宅の経験が少なく、外部の木造専門家に依頼するケースがほとんどです。
「ゼネコンさんなら安心」と思われがちですが、実際には木造に強いわけではないことも多いのです。
その点、木造住宅を専門に設計施工してきた工務店に直接相談する方が、スムーズかつ的確です。
最初のご相談から設計者が担当し、細かな部分を一緒に詰めながら計画を進め、やりたいことに寄り添いつつも、プロとしてできないことはできないと率直にお伝えします。

小中規模の非住宅建築をお考えの事業者さま。
木造という選択肢には、コスト・補助金・社会的意義といった多くのメリットがあります。
さらに、木を使うことで、あたたかな雰囲気を持つ空間を演出できることも大きな魅力です。
設計にこだわる入政建築だからこそ、機能性とデザイン性を兼ね備えた建物を実現できます。
浜松市の天竜材を活用した補助制度をはじめ、木造非住宅は今、とても魅力的なタイミングです。
ぜひお気軽にご相談ください。
非住宅の施工例は、こちらをご覧ください。
→https://www.irimasa.net/archives/category/works/shop