浜松茶の湯空間龍久庵さんのリノベーション工事の木工事。
着実に進んでいます。
暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。
4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
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今回の工事では、既存の床を利用して、造作家具を設置する箇所があります。
造作家具は、現場に合わせて一つひとつつくるため、納まりの良し悪しが仕上がりを大きく左右します。
新築であれば、床も壁も水平・垂直が整っています。
しかし、長く使われてきた家や、古い家では、床の高さにどうしてもばらつきがあります。
これは施工不良ではなく、施工した当時の技術と、年月とともに生まれる、ごく自然なもの。
この状態で、そのまま造作家具を置いてしまうと、家具と床、壁との間に、どうしても隙間や歪みが出てしまいます。見た目だけでなく、使い勝手にも影響が出る可能性があります。

ここの部分に、造作家具を設置します。見た目では、高低差があるようには全く思えません。

そこで今回は、家具の下に架台(かだい)をつくり、その上に造作家具を載せる方法を採用しています。
この架台づくりが、きれいな納まりのための重要な工程になります。

床の高さを一か所ずつ確認しながら、高いところは削り、低いところは合わせていく。
カンナで少しずつ削り、当てては確認し、また削る。
とても地道で、時間のかかる作業。
完成してしまえば、ほとんど見えなくなる部分ですが、この工程を丁寧に行うことで、造作家具が床や壁と自然につながり、「後から置いた感じ」のない、すっきりとした仕上がりになります。
造作家具がきれいに納まるかどうかは、実は、この下地づくりで決まります。
派手さはありませんが、こうした積み重ねが、長く気持ちよく使える家具につながります。

天井・壁の下地も、徐々に完成しています。

内部の大工工事は、もうしばらく続きます。
これまでの浜松茶の湯空間龍久庵さんの工事の様子も、ブログにまとめています。
ご興味のある方は、ぜひご覧ください。







