天竜ヒノキと土間リビングの家。
外部木下地が完成し、内部下地の木工事が進んでいます。
コンクリート金鏝仕上げが完了。キレイに施工ができ「ホッ」としています。
暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。
4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
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内部では、土間リビングのコンクリート施工が完了しました。
今回の住まいは、リビングの一部に土間を取り入れた計画です。
土間というと、「寒そう」「ただのコンクリート」というイメージを持たれることもありますが、
実際は施工方法次第で、快適性も居心地も大きく変わります。
今回は、コンクリート金鏝(かなごて)仕上げを採用しました。
土間リビングの施工方法について
まず、土間コンクリートの下には断熱材をしっかりと敷き込んでいます。
これにより、冬場でも足元が底冷えしにくく、土間であっても安心して過ごせる環境をつくっています。

その上で、
・砕石を敷き
・コンクリートの割れを防ぐためにワイヤーメッシュを配置し

・下地となるコンクリートを打設

・さらに仕上げ用のコンクリートを施工

という工程を重ねて仕上げています。
(写真は施工途中の様子です)
今回の土間の高さは、1階の床レベルから約200mm低く設定しています。
この段差があることで、同じリビングの中でも居場所の違いが感じられる構成になります。
よく「床がない分、土間はコストを抑えられるのでは?」と聞かれることがありますが、実際にはそう単純ではありません。
土間は、断熱や下地まで含めて丁寧につくることで、快適さと居心地を担保できる仕上げになります。
コンクリート金鏝仕上げのメリット(ペットとの暮らし)
金鏝仕上げは、表面をなめらかに押さえた、シンプルなコンクリートの仕上げです。
光の入り方や時間帯によって、床の表情が少しずつ変わり、天竜ヒノキや白い内壁ともなじみます。
そして今回の住まいでは、ペットとの暮らしを想定しているNさんにとって、土間コンクリートはとても相性の良い仕上げだと感じています。
たとえば、
・多少のキズや汚れを気にしすぎなくていい
・掃除がしやすく、日々の手入れがラク
・夏場はひんやりとした床が、ペットにとって心地よい居場所になる
家具やラグ、ペットの居場所が少しずつ加わっていくことで、この土間も、使い込むほどにに育っていきます。
完成した瞬間がいちばんきれい、という床ではありません。時間が積み重なって、味が増す。
それが、コンクリート金鏝仕上げのいちばんの魅力だと感じています。
コンクリート金鏝仕上げのデメリット
一方で、注意点もあります。
・施工には職人さんの技量が求められること
・乾燥や気温、湿度の影響で、色ムラやコテ跡が出ることがあること
・コンクリートの性質上、乾燥収縮によって微細なクラック(細かなひび割れ)が入ることがあること
これらは構造的な問題ではなく、素材がもともと持っている特性によるものです。
もちろん、断熱や下地、配筋をしっかり行ったうえで施工していますので、性能面で大きな心配はありません。多少のムラやクラックも含めて、時間を感じることができる。
ぼくたちは、それを「味」として受け止めています。
土間の仕上げが終わり、階段も完成し、空間全体のスケール感がはっきりと見えてきました。


本日は雨が降っていますが、深い軒のおかげで外壁はほとんど濡れていません。

木下地の外壁は、このあと左官の塗り壁になります。
雨の日でも、家の中で気持ちよく過ごせる。そんなダイナミックで魅力あふれる土間リビングになりそうです。
完成まで、もう少し。また現場の様子をお伝えします。
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