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壁紙クロス、選ぶならオガファーザー【浜松市工務店】

2020.10.16

先日、OB住まい手さんの壁紙塗装に立ち会いました。築20年、施主さんの初めての壁紙塗装です。通常なら壁紙の貼り替えとなるところですが、こちらは剥がさずに上から塗装できる「オガファーザー」という特殊な壁紙。汚れが目立ってきたため、壁紙の上から大胆にローラーで施主さんが塗装を施しました。 

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その際、これと同じ壁が事務所にもあって、意外ときれいなままであることに気付きました。

この「オガファーザー」という壁紙、ヨーロッパの住宅やホテルの建物に180年以上前から使用されているもので、触ると凸凹しています。調湿性があり天然ウッドチップが入っています。もともと塗装用下地なので、剥がす必要が無く(剥がせない)何度でも上から重ねて塗装できるのが特長です。すごく海外っぽい発想ですよね。

事務所階段付近の壁、オガファーザー+塗装。凸凹が見えますね
木部の経年変化の色合いから、築年数が分かります(築20年ほ以上)。壁は何の手入れもしていません
上部は遠いので良く分かりませんが、ぱっと見はきれいです
事務所の壁(オガファーザー)施工から20年以上が経過

事務所の壁は施工時に塗装まで施したものです。20年以上経った今でも美しい。汚れず剝がれずですで、気にならないってすごいことです。

ふつうのクロス(ビニールクロスや紙クロス)は、10数年も経つと汚れ剥がれや、貼り合わせのところにピリピリとひびが出てきてしまいます(もちろん施工の違いはあると思いますけど^_^)。事務所の壁は、オガファーザーの上に塗装をしたことで、またまた汚れが付着しにくくなってるようです。部分的に汚れているところさえありません。肌触りがしっとりしているので、静電気を寄せ付けないのだと思います。一見、塗り壁のようにも見えます。

考えてみると、家の内壁というのは、室内の7~8割を占めてしまいます。どういう素材(珪藻土や漆喰・塗装・クロス等)で仕上げるかで、家のイメージは大きく左右されることになります。しかし、使用する面積が多いために家づくりの際にはコストが大きな理由になりがちです。塗り壁で仕上げれば上質ですが、当然一般的なクロスよりも予算がかかってしまいます。なので自然素材にしたいところを、費用面であきらめる方もいらっしゃいます。

しかし、このオガファーザーに塗装を施す方法であれば、自然素材の質感を残しつつ壁を美しく長~く保つことができます。その結果、生涯のメンテナンス費用が削減できます(初期にオガファーザー素地のままにしておき、数年後汚れたら塗装するという方法もあります)。

家を建ってからの10年や15年は、あっという間。あっという間に壁紙の貼り替え時期がやってきます・・・たいがい手始めは電化製品の不調からやってくるものですが。そして、設備機器・・・という順なのです( ;∀;)

壁紙はメンテナンス性が良いといわれますが、これは「貼り替えることができる」という意味。貼り替え費用については、家のすべての壁紙を貼り替えることを想像してみてください。家具の移動やら職人さんの出入りやら、それはたいへん。やはり一番良いのは、壁が竣工時のまま美しく長~く保たれることではないでしょうか?

またもし、どうしても飽きてしまったら、DIYで上から色の塗り替えを。海外でよくあるように、何回でも剥がさずに塗り替えできます。

竣工時にオガファーザーに塗装を施すと、たしかに初期費用は壁紙よりも当然高い。しかし、貼り替える必要がありませんから壁の一生的にはお得な感じになると思います。

メーカーではこの調湿作用のあるオガファーザーに自然塗料デュブロンを塗装することを推奨しています。壁紙の呼吸を妨げません。最強ですね。

壁素材を考える際に、選択肢の一つにオガファーザーを入れてみてはいかがでしょう?

『壁紙+塗装』で、しっとり質感オガファーザー。ホコリ、ヨゴレがつきにくく、キレイに長持ちしていますよ。少なくとも20年は問題なし。知らない人に教えてあげたい。

もっと詳しく→ オガファーザー

広報 すずき

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