「この家、なんかいいね」
そう思える家って、実はすごくシンプルだったりします。
派手さはなくても、心地いい。
そんな家を目指して、ぼくらは設計と向き合っています。
今回は、秋山設計道場@椿建築所でプランした3つの住まいのプランをご紹介。
そこに込めた想いや、秋山先生からもらった大切な言葉も一緒にご紹介します。
暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。
4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。
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今回の課題のテーマは、「農ある暮らし」
課題敷地は、三角形の敷地でした。

南から、北側をみます。正面の建物の建て替え計画です。

東側は、道路より高くなっているため、1階からでも視線を気にせず、田園風景を楽しめる環境です。

西側にも、道路がついています。その道路から、下に降りれる階段もついています。
■ 秋山先生案|6M×6Mのシンプルでコンパクトな農ある家
車の配置は、西側の高い場所に2台まとめています。
車がある、2階にエントランスがあります。そのまま、2階リビングの構成。
車の置かれる1階部分は、ピロティのような屋外空間があります。
その空間を、農作業するための空間としています。
1階には、寝室と、水廻りが配置されています。
高い部分に、車を2台まとめているので、1階部分の平場は、農小屋などもつくれる余裕も確保しています。

■ 新野案|土間がつなぐ、農と暮らし

東側の田園風景を活かしたプランにしました。
車は、1台は2階から、1台は、1階に駐車するように計画しました。
客間orリモートができる個室と、家の間を土間でつなぎました。
土間部分は、LDKになっています。
土間にすることで、外との関係が曖昧になり、楽しい農ある暮らしが送れるんじゃないかと期待してます。
家部分の1階は、寝室と水廻りを配置。
2階は大きなフリースペースとして利用します。将来の使い方は家族次第。
■ 哲さん案(設計スタッフ・「てつさん」こと鈴木哲和をご紹介! まさか一緒に働くなんて!)|シンプルisベスト!

この案は、6M×6Mのシンプルな3層構成(1F・2F・3F)。
限られた面積の中に、生活・仕事・趣味・個の時間、それぞれの居場所がバランスよく納められています。
1階MBR(寝室)、3階を子どもスペースとしています。
小屋との関係性も綿密で、「農」を暮らしの近くに配置しています。
92㎡(約28坪)というコンパクトな中で、「削ぎ落とす設計力」を感じました。
さいごに、秋山先生金言シェア
講評の最中、大切だなぁと思うことをまとめてみました。
空間設計における気づき
- 用途と空間を結びつける:農業をすることを考える。デザイン優先ではなく、使われ方に根ざした設計を。理想論ではなく、リアリストであることが求められる。
- 寝室の配置は奥へ奥へ:プライベート性を高めるために、動線の最終地点として配置するのがよい。
- 階段は中心に据える:どこへも行きやすく、家の中の動線が自然と整理される。
- 土間は大きいほうがいい:農のある暮らしには必須。内部と外部のあいだにある、自由度の高い空間。
暮らしのリアルから生まれる提案
- 2台分の駐車スペースはまとめて配置:敷地に与える影響を最小化し、他の空間の可能性を高める。
- ガレージを農器具小屋に活用:車のためだけの場所ではなく、暮らしに必要な収納と作業の場として設計する。
- 玄関から外へのつながりを意識する:暮らしと外界が自然につながるアプローチを計画るす。
子ども・個人の居場所
- 子どもは「自分だけの空間」が必要:家族のつながりと、個の自立のバランスを大切に。
- 土間と外部空間の接続が重要:雨の日でも自然を感じられる半屋外的空間が、豊かな生活の背景になる。
設計思想としての「シンプル」
- 「シンプルは正しい」:要素を削ぎ落とし、本質だけを残す。無駄がないからこそ、美しい。
- 絵(図面やパース)には品格を:表現する段階でも、「品」がないと伝わらない。
どれだけシンプルにできるのか。が永遠のテーマ。
プランは、奥が深い。
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