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自然農法講座(第5回)手入れ編【浜松市 工務店】

2022.06.04

暑さを感じる頃となりました。曇っていて畑にちょうど良いと思っていたら、早々に晴れてきました。

本日は手入れと茄子の定植をしました。最初に、「思ったほど前回の苗が育っていないけど、畑でがっかりしないように!」という川田先生の前置きがあった通り、周りの草は旺盛なのに苗の生育はイマイチ。しかし、自然農法では、「すくすく育つ、美味しい野菜が出来るという思いがとても大切」なのだそう。不思議と野菜に通じてしまうとか?( ゚Д゚) それがホントなら、がっかりなんてしてはいけませんね。

いりまさ農園の土壌には、作物がしっかり育っていくための養分がまだ無い(地力が無いといいます)ことが、苗の育ち具合で分かります。今日は周りに腐葉土を施します。敷草をよけて、腐葉土、水やりをして元のように敷草を戻していきます。毎回感じることですが、どんなに晴れていようがかきわけた敷草の下の方は思ったより湿っています。明日が雨予報なので、水やりをしなくてもいいくらいだとのこと(定植したら、雨が長期にわたって降らない場合以外は水やり不要です)。

自然農法では、敷草でしっかりと覆いつくすことが大切。草を刈って敷草を作り続けると(草を生やして土に還し続けると)、だんだん土に地力がついてきます。窒素やミネラル等の養分が豊富な土になっていくのです。理想的な土壌になるには、1~5年くらいかかるそうです。今年よりは来年、来年よりは再来年です!

こちら、ミニトマトの苗を横向きに植えてみました。横向きなんて素人はびっくり。トマトの定植方法のひとつで、茎にも根が生えてきて元気なトマトになります。また、上に伸びる高さが抑制され、収穫しやすい高さになるので都合がよくなります。どなたもすぐに真似できそうな植え方ですね。これは植物の特性を理解するということ。

自然農法では、作物が本来持っている生育形態にこちらが合わせていきます。育ちが悪いからとジャンジャン肥料をやって速く育てようとすると、野菜本来の味が失われてしまいます。初参加の方の中に、「昔のような味のある美味しい野菜が食べたくて・・・」という方がいました。きれいで食べやすい野菜よりも、野菜らしい味がする野菜は栄養分も豊富でしょう。

次回は、7/9(土)10:00~(小雨決行) 畑へ大豆の種をまきます。畑の広さからすると、30キロくらいの大豆を収穫できます。大豆はやせている畑でもよく育つらしいので安心しました

来春、味噌づくりまでできたらすばらしい!

広報 すずき

関連ブログ:→自然農法(第6回)だいずの種まき編

関連ブログ:←自然農法講座(第4回)定植編

関連ブログ:2022年ことはじめ、「自然農法」を習う。

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