BLOG ブログ

【パリ】ベルサイユ宮殿、サヴォア邸 パリ満喫 -Day6-

2025.07.16

2025年6月2日~2025年6月10日まで海外視察旅行にいかせていただきました。


場所はイギリス(エジンバラ・グラスゴー・ダラム・ロンドン)-フランス(パリ)。

師である建築家の秋山東一氏が「見たい」「見せたい」と思った場所に実際に行って学ぶ、一味違った視察の旅です。

今回は、Day6の記録。

暮らしをつくろう。大切な人との時間を豊かに。

4代目の新野恵一(にいのけいいち)です。

(*タグで絞り込み→「4代目」を選択すれば、ブログがのぞけます。)

Day6は、パリ。
本日も、盛りだくさんのスケジュール!

ベルサイユ宮殿でルイ14世の世界へ

午前は、ベルサイユ宮殿へ。

1661年、ルイ14世が本格的に建設を始め、およそ21年の歳月をかけて壮大な宮殿が完成しました。

今から320年くらい前ですね。

スケールが大きすぎて、言葉を失います。


ルイ14世の絶大な権力と美意識が凝縮された空間。

天井画も、すごい・・・。
建物そのものが「王の威厳」を体現しているようでした。

鏡の間(Galerie des Glaces)は、西日の幻想的な光を、反射させ、空間全体が輝くようにつくられているそうです。

壁一面に並んだ350枚以上の鏡が、西日を反射してきらめく空間に・・・・なるはず・・・
見学時は午前中だったため、その光の演出を体験できなかったのは少し残念でした。

当時、鏡は非常に高価で、1枚で家が買えるほどだったそう。
それを350枚以上も使用したこの空間は、富と権力の象徴でもあるのです。

サヴォア邸で近代建築の原点にふれる

午後は、世界で最も有名な住宅のひとつ、ル・コルビュジエ設計のサヴォア邸(1931年竣工)を訪れました。

この建物は、彼が提唱した「近代建築の五原則」を体現する象徴的な住宅です。

  1. ピロティ(柱によって建物を持ち上げる)
  2. 屋上庭園
  3. 自由な平面
  4. 水平連続窓
  5. 自由な立面

敷地の中に浮かぶように佇む白い建物。

敷地の中に、まるで浮かんでいるかのように佇む白い建物。
ピロティや水平連続窓など、今では当たり前に見られる建築要素が、ここから始まったと思うと、見え方も変わってきます。

1階(地上階)はピロティで開放され、車寄せや通路、サービススペースとして使われています。

2階にはリビング・ダイニング・キッチンや居室が配置され、水平連続窓からの光を最大限に取り入れた、明るく開放的な空間が広がっています。
屋上庭園とのつながりも生まれ、気持ちのよい空間に。

また2階にすることで、人の目線から離れ、静かで落ち着いた生活空間も実現しています。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_3073-2.jpg

特に印象的だったのが、リビングルームのブルーグレーとコーラルピンクの配色。
心が躍るような美しさでした。

かつてはモダニズムの観点から、内壁は白一色にされていた時期もあったそうですが、調査により実際には様々な色が使われていたことが判明し、現在は当時の色彩に復元されています。


やわらかなパステル調の色合いは、モダンでありながらも温もりを感じさせてくれます。

リビングから続く屋上庭園も、気持ちのよい場所でした。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_3050-1875x2500.jpg

そしてバスルームも、天窓から光が差し込む、明るく清々しい空間。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_3052.jpg

ここは、ビビッとなブルー。開口部の取り方も素敵ですね。

夕方〜夜:定番スポットを一気に巡る贅沢タイム

午後の後半は、パリの名所を次々と巡る贅沢な時間。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_3117-1875x2500.jpg

エッフェル塔に。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_3138-1875x2500.jpg

凱旋門。(この日は、ブラジル大統領が来た日だった?ようで、門の中に大きな国旗が飾られていました)

日曜日ということもあり、どこも観光客でにぎわいと活気にあふれていました。


画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_3143-1875x2500.jpg

街を歩く中で気づいたのが、パリのベンチのデザイン
ロンドンのベンチと比べると明らかに違います。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_2802-1875x2500.jpg

みなさんは、どちらが好みでしょうか?

都市の色が、こんなところにもにじみ出ています。

明日は、いよいよ最終日。



【ついに出発!】イギリス-パリ視察旅行スタート! -Day0-

【エジンバラ】 世界遺産を回る「旧市街」と「新市街」&「フォース鉄道橋」 -Day1-

【グラスゴー】 ヒルハウスからRiverside Museum(乗り物博物館) -Day2-

【ニューカッスル・アポン・タイン~ダラム】バイカーと、キングスゲートブリッジ -Day3①-

【ダラム~ロンドン】レスター大学工学棟 -Day3②-

【ロンドン】大英博物館・オフィス街・バタシ―発電所再開発計画  -Day4-

【ロンドン自由時間】アーセナル・コヴェントガーデン -Day5-



image01 image02 image03 image04 image05 image06 image07 image08 image09 image10

無料相談 無料相談